2022年初めから9月15日現在まで、ベトナムのコメの輸出総額は昨年同期と比べ19％増にあたる500万トンを超えています。ベトナムは、2022年、630万トンないし650万トンのコメを輸出する計画です。また、今後年末までに、1５０万トンないし170万トンのコメを輸出する予定です。農業農村開発省によりますと、今年のコメの生産量は4300万トンとなると予測されています。このコメの生産量数は、人口の9800万人の食料となるほか、輸出、加工、畜産、および備蓄にあてられます。

クオン局長（VGP/Đỗ Hương撮影）

農業農村開発省に属する栽培局のグエン・ヌ・クオン局長は次のように明らかにしました。

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「農業農村開発省は、商工省と緊密に連携して、コメの生産計画、生産状況、コメの供給と需要に関する情報を十分に提供します。商工省は、それらの情報を把握した上で、関連省庁と連携して、相応しい措置を提示します」

最近、ベトナムは気候変動の深刻な影響を受ける国の一つとなっています。そこで、気候変動に持続的に対応すると同時に、輸出の需要に応えられるためのスマート食料・食品システムの形成と開発の推進に向けた具体的な行動をとる必要があります。ベトナムは農業部門へのデジタルトランスフォーメーションを農業部門の重要な任務と見なしています。農業農村開発省は、企業と農民に農業の生産工程、サービス供給へのデジタル技術の導入を促すことで、農業分野でのデジタル経済開発という目標を設定しています。

他方、レ・コック・ゾアン農業農村開発次官によりますと、ベトナムの農業生産は、肥料、飼料の価格高騰、サプライチェーンの寸断などの様々困難に直面しましたが、依然として成長を遂げています。コメのほか、殆どの農産物、例えば胡椒、カシューナッツ、コーヒー、お茶、果物などは前の年と比べ同じ生産量か、あるいは高い生産量を遂げており、輸出活動、消費の需要、および食料安全保障の確保に貢献しています。