1.ベトナム独立70周年、及び、南部完全解放祖国統一40周年を記念しました。
ハノイとホーチミン市で、集会やパレードなどが盛大に行われました。これらの記念活動を通じて、ベトナム民主共和国の誕生につながる1945年の8月革命と1975年の春の大勝利の大きな意義を理解できます。
2.各レベルの共産党大会を開催しました。
2016年行われる第12回党大会の準備活動の一環として、各レベルの党大会が成功裏に開催されました。これは第11期党大会以来の党建設事業の刷新の賜物と言えます。
3.外交活動が活発に行われました。
最も際立った外交活動として挙げられるのは、アメリカのオバマ大統領の招きに応えて行われたベトナムのグェン・フー・チョン共産党書記長によるアメリカ訪問です。その他、ベトナムと世界各国の政府や政党、人民など各レベルの相互訪問が頻繁に行われ、ベトナムと世界各国との関係強化に寄与してきました。これはベトナムが国際社会へ積極的に参入していることを示しています。
4.IPU=列国議会同盟第132回総会を成功裏に主催しました。
ベトナム国会が主催するIPU=列国議会同盟の第132回総会には160の加盟諸国、オブザーバー、国際諸組織の代表およそ1600人が参加しました。この総会の最も際立った成果は「持続可能な開発目標:言葉から行動へ」というハノイ宣言を採択したということです。
5.ベトナムは貿易面で、多くのパートナーと重要な協定を締結しました。
ベトナムは韓国、ユーラシア経済連合、EU=欧州連合とFTA=自由貿易協定を締結、又は、交渉を完了しました。その他、TPP=環太平洋経済連携協定の締結のため交渉を完了しました。これらの活動はベトナムの経済に多くのチャンスをもたらすと共に多くの試練にも直面することが見込まれています。
6.多くの重要な建設工事を完成しました。
ライチャウ水力発電所の第1発電機が稼動しました。計画よりも約3か月早い稼働開始となり、全ての発電機の稼動も当初予定に比べて約1年早まる見通しです。その他、ハノイと北部港湾都市ハイフォンを結ぶ高速道路、ニャッタン橋、ノイバイ国際空港第2ターミナル、南部のホーチミン市・ロンタイン・ザウザイ高速道路など大規模な工事が完成し、インフラの完備に向けて大きく寄与しています。
7.CPI=消費者物価指数が2014年と比べて0.63%増となり、過去14年の最低の上昇率となっています。
2015年のCPI=消費者物価指数の上昇率が国会が据えた目標である5%と比べてはるかに低いものです。統計総局によりますと、CPIの上昇率が減っているものの消費者の購買力が強まっています。GDP=国内総生産の伸び率とCPIの伸び率との推移はベトナム経済の成功の一つとされています。
8.ベトナムが国連のミレニアム目標を基本的に遂行しています。
UNDP=国連開発計画の報告によりますと、ベトナムは貧困率の引き下げ、初等教育就学率が99%に達すること、母子死亡率が4分の3を削減することなど8つの国連のミレニアム目標の中の5の実現を完了しました。現在、ベトナムは残りの目標の実現に力を入れています。
9.高校卒業試験を基本的に改革しています。
2015年の高校卒業試験はそれ以来と比べて多くの新しい点があります。これはその試験の結果を基礎に、高校卒業だけでなく、大学入学を決めることができるというものです。これはそれぞれの生徒の家族と社会全体に試験にかかる費用が節約できるだけでなく、ストレスの削減にもなるとされています。
10.グェン・タイン・チャンさんとフィン・バン・ネンさんに対する誤審がありました。
グェン・タイン・チャンさんとフィン・バン・ネンさんに対する誤った判決を下したことから、訴訟に関連する法律が今後も引き続き完備させる必要があるという問題が浮上しています。第13期国会第10回会議で採択された刑事訴訟法は拘置所、または、捜査機関の本部で、被告を尋問する時、録音が義務付けられるということが規定されています。