(VOVWORLD) - 日本の著名な芸能人、杉良太郎氏は、1944年8月14日に兵庫県神戸市で生まれ、アジア各国で知られる俳優・歌手です。
ファム・ミン・チン首相(右)と日本の著名な芸能人、杉良太郎氏=TTXVN |
彼は1400作以上の時代劇で主役を演じ、日本の舞台劇に新風を吹き込みました。その実績から、1969年に映画祭優秀男優賞、1980年に特別賞ゴールデンアロー賞を受賞しました。1998年には国家文化芸術復活事業と国際ボランティア活動・文化交流事業に多大な貢献をし、文部大臣表彰を授与されました。
1988年に初めて訪れたベトナムで、戦争後の復興とその生命力に感動し、日本も戦争を経験した国としてベトナム人の痛みを理解すべきだとの考えから、ベトナムに対する貢献を強化することを決意しました。
彼は日越文化交流協会の会長を務め、ベトナムとの文化交流発展に尽力してきました。3年前に親善大使に任命され、今回の特別大使委嘱には、「半分が祖国のため、もう半分がベトナムのため」という心情で臨んでいると語りました。
ベトナムへの初訪問のきっかけは、ベトナム戦争に参加したアメリカ退役軍人との公演計画が反対され、ベトナムに行くことを決断したとのことです。その後のベトナムでの滞在は、彼の人生の旅となり、ベトナム共産党のド・ムオイ元書記長との感動的な会見が特に印象に残りました。
ベトナムの豊かな自然や勤勉で慈愛な人々に心を動かされ、「ベトナムは素朴で自由で活力あふれる自然の美しい国」と語ります。彼はベトナムにおける重要な施策の実施において、日本政府へ援助を呼びかける一方で、映画祭や音楽祭を通じて両国の子どもたちに平和のメッセージを届け、ハノイのバックラ子ども村で孤児の養育を支え続けています。
1997年には友好勲章、2006年には越日特別友好大使に任命され、その後「越日特別大使」としての使命を果たしています。彼の心は、日本とベトナムの未来を結ぶ重要な役割を果たしており、その姿勢には多くの人が感銘を受けています。