(VOVWORLD) -デジタル時代と新型コロナウイルス感染症が複雑に推移している背景の中で、オンラインビジネスは、ベトナムの各企業に多くの効果をもたらしています。
1年前に、ベトナム国内で最も大きな竜眼の栽培面積を有するフンイエン省は、オンラインビジネスを通じて、世界複数の国へ竜眼を輸出するようになりました。同じく、北部で有名なライチの産地であるバクザン省は、オンラインビジネスでライチの輸出を推進しています。バクザン省商工局のチャン・クアン・タン局長は次のように明らかにしました。
(テープ)
「バクザン省は、ライチ輸出に関する3つのシナリオを立てました。内訳では、新型コロナウイルス感染症を食い止める場合、ライチの収穫量の半分を国内に出荷し、残りは輸出されます。もし、疫病が複雑に推移する場合、ライチの収穫量の70%は国内で消費されます。そして、疫病が極めて複雑に推移する場合、ライチの収穫量の10%だけを輸出するということです。バクザン省は、オンライン・プラットフォームを活用して、これらのシナリオに対応してゆく方針です。」
オンラインビジネスは、国内取引、または、輸出活動に大きな効果をもたらすと評価されています。ベトナムのオンラインマーケットプレイス最大手である「Sendo」のグエン・クアン・トアット副社長は、「各企業は、オンラインマーケットプレイスで商品を効果的に流通させるためには、具体的な計画とイメージアップを図り、顧客に印象を与える必要がある」と明らかにし、次のように語りました。
(テープ)
「消費者の手に製品を届けるためには、その製品は高い品質とブランド品でなければなりません。そして、その商品は、手ごろな価格で提供されなければなりません。」
この間、ベトナムの各企業は、オンラインビジネスを利用して、経営を成功させました。商品の質的向上を注視する傍ら、人材の能力向上に集中しています。というのは、これは、多くの国、地域向けの貿易振興に向けた重要な要素の存在であるからです。