その中で最も印象に残っているのは、女子陸上競技の試合でベトナム代表のグエン・ティ・オアイン選手が24時間以内に獲得した金メダル3個であるとしています。

今年28才であるベトナムの女子陸上競技選手グエン・ティ・オアインさんは、東南アジアの中距離走で最優秀選手に選ばれました。2013年に初めてSEA Gamesに出場したオアインさんは、3.000mの障害物競走コースに参加し、銀メダルを獲得しました。その後、2018年、ASIADアジア競技大会で3.000mの障害物競走コースに銅メダル1個を獲得し、2023年にアジア室内陸上競技選手権大会で1.500mの陸上競技コースで金メダル1個を獲得しました。

カンボジアで開催されている第32回東南アジア競技大会で、オアインさんは、1.500 m、3.000mの障害物競走コースと5.000 m、10.000mの女子陸上競技の試合に参加しました。その直後、オアインさんは5.000 mの女子陸上競技で優勝し金メダルを獲得しました。9日、組織委員会はオアインさんが 24 時間以内に3つの種目で競走するように手配しました。このような予想外のスケジュールを前に、オアインさんは、次のように語りました。

（テープ）

「この競走のスケジュールは、私にとって予想外でした。最初、私たちはかなり心配しましたが、ベトナム選手代表団は全員、最も適切な戦術を選択するよう取り組みました。そして、私自身が最も努力しなければならないと思っていました」

現地時間の9日午後、カンボジアで開催されているSEA Games 32で女子陸上競技の試合が行われ、努力と適切な戦術により、オアインさんが1．500 m、3．000mの障害物競走コースに参加することで金メダル2個を獲得しました。現時点で彼女が金メダルを3個も獲得したことにより、ベトナムは全体で金メダル71個を手にしました。オアインさんの話です。

（テープ）

「今、私が口にすべき言葉はありません。非常に感激しています。今はとても疲れていますが、皆さんのご応援、誠にありがとうございました。そのことをとても幸せに思っています」

今大会でグエン・ティ・オアインさんが達成した功績は、地域をはじめ国際マスメディアにも強い印象を与えました。フランスのAFP通信によりますと、ベトナム代表は地域の陸上競技で非常に優秀な成績を収めていた選手であり、これまでオアインさんは、第32回東南アジア競技大会であわせて金メダル11個を獲得しています。