現在､韓国や、日本、台湾(中国)などは、外国人労働者を必要としています。これを踏まえ、労働傷病兵社会事業省は、これらの国に契約による労働者海外派遣を推進する方針です。労働傷病兵社会事業省傘下の海外労働者管理局所属広報室のグエン・ヌ・トアン副室長は次のように明らかにしました。

(テープ)

「今年、契約に基づいて、12万5000人の労働者を海外に派遣する計画です。その中で、重点かつ従来からの市場である日本へ6万3000人、台湾(中国)へ４万8000人、そして韓国に8500人の労働者が予定されています。その他、労働者にとって安全で、適しており、高収入が得られる職業の多くの潜在的な市場への労働者派遣を優先します」

目標を達成できるように、労働傷病兵社会事業省は、契約によるベトナム人労働者海外派遣の促進と質向上を継続すると同時に、既存の市場を維持するとともに、ベトナム人労働者の能力と技能に相応しく、高収入を得ることのできる市場を開発する方針です。

労働傷病兵社会事業省のグエン・バー・ホアン次官は次のように語っています。

(テープ) 

「ベトナム人労働者海外派遣は純粋に労働者の就労と収入、飢餓一掃、貧困削減を目的とするだけでなく、国の将来のための人材の育成開発に貢献するとの方針がその一つでもあります。最大の目標は、労働者、並びに国家管理機関の権利、責任、義務を深く宣伝するということです」

ベトナムは2023年に、契約に基づいて、15万9000人の労働者を海外に派遣しました。この数は、計画の133％に達し、過去10年間で最高となっています。その中で、日本は８万人余り、台湾(中国)は約５万8000人、韓国は１万1000人余りを受け入れているということです。