ベトナム各地 観光回復を促進

(VOVWORLD) -  新型コロナの影響で大打撃を受けたベトナムの観光業は2022年に入り、順調に回復を見せています。現在、全国各地は、国内外の観光客をさらに誘致するために、観光商品の多様化や観光PRなどに力を入れており、観光業の回復を加速させています。

先ごろ、ホーチミン市は、「ホーチミン市へようこそ」という観光振興キャンペーンを開始しました。このキャンペーンは航空会社や旅行会社、ホテル、レストラン、そして、市民が力を合わせて観光PR、活性化を目指すもので、同市を国内外の観光客に紹介する様々なイベントや割引ツアーを実施しています。ホーチミン市観光局のグエン・ティ・アイン・ホア局長は次のように語りました。

(テープ)

「「ホーチミン市へようこそ」キャンペーン開始の式典では、国内外の観光客のニーズや好みに関する多くの情報が入手できました。このキャンペーンは、ホーチミン市に駐在する各国の総領事館の支援も受けており、ホーチミン市の観光スポットが多くの国で紹介され、多くの外国人観光客を引き付けるでしょう」

一方、世界遺産である古都フエのある中部トゥアティエンフエ省では、観光業者は新しい観光商品の開発に取り組んでいます。例えば、フエ市を流れるフォン川で日の入りを眺めるクルーズ船ツアーや、自転車タクシー「シクロ」に乗ってアオザイを楽しむツアー、農村部の生活を体験するグリーンツアーなどです。

他方、世界遺産ハロン湾を持つ北部クアンニン省は、ハロン湾やイエントゥ遺跡群の入場料や、ハロン湾でのクルーズ船料金を半額にするとともに、今年の夏にハロンカーニバルや水着フェスティバルなどのイベントを行う計画があります。

そして、中部ダナン市は先ごろ、「エンジョイダナン」という観光促進キャンペーンを発表しました。このキャンペーンには、8つのパッケージツアーが含まれ、ツアーの代金が20%~50%割引されています。さらに、同市は夜間の観光イベントによって観光客を誘致しようと、夜の街の魅力をどう健全に発展させていくかを思案中です。その一環として、ミーアンビーチの夜間運営プロジェクトが進められています。このプロジェクトでは、夜間も観光客がミーアンビーチで遊んだり、食事をしたりすることができるようにするものです。

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