ベトナム経済、望ましい発展を遂げる

(VOVWORLD) -既にお伝えしましたように、このほど、ベトナム統計総局は第2四半期と年初6ヶ月間の社会経済状況に関するデータを発表しました。

グエン・ティ・フゥオン統計総局長は、「2020年の結果により、今年初めから、ベトナムのマクロ経済は引き続き安定し、経営生産活動は回復し続け、経済成長率は比較的に高い」と明らかにしました。

統計総局が発表したデータによりますと、4月から6月のGDP=国内総生産は前年同期と比べ6.61%増となっています。したがって、1月から6月の成長率は5.64%に達しています。新型コロナウィルス感染症が複雑に推移している背景の中で、その成長率はかなり高いと評されています。さらに、マクロ経済は安定し、インフレ率は低い水準に抑制されています。国内市場の需給のバランスは確保され、商品の調達、消費、輸出活動が増加しています。農・林・水産物部門もかなり高い成長率を遂げています。

特に、輸出分野は多大な成果を収めています。今年上半期の輸出累計額は28・4%増にあたる1576億ドル以上に達しています。その中で、22の品目は輸出額が10億ドルを超えています。こうした中、世界市場の商品消費に関する需要は徐々に回復しており、これまで締結されてきた自由貿易協定のメリットを活用できる企業をはじめベトナム企業の輸出活動にチャンスをもたらしています。

ベトナムは今年の経済成長率を6・5%にする目標を設定していますが、エコノミストらはこの目標達成を目指し、幾つかの措置を提案しています。その中で、新型コロナによる疫病を抑制するためにそのワクチン接種を迅速に展開する必要があるとしています。また、長期的なワクチン供給源を積極的に模索すると同時に国内でのワクチン研究・開発・生産を進めることや、企業支援プログラムを促進しその効果を向上させすること、国内外の市場の状況に見合う柔軟かつ慎重な金融政策をとることなども含まれています。

現時点で、困難が山積していますが、多くの企業は効果的な措置をとり、徐々に生産・経営・輸出活動の安定を取り戻しています。これは企業共同体だけでなく、国の経済全体にとっても、積極的な兆しとみられています。

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