(VOVWORLD) - 先週、ロシアのプーチン大統領は18日から2日間の日程で、朝鮮民主主義人民共和国を訪問しました。朝鮮民主主義人民共和国訪問は24年ぶりで、キム・ジョンウン総書記と会談し、軍事的な連携を含め、一層の関係強化を確認するとみられました。
(写真:Yonhap/TTXVN) |
19日、プーチン大統領とキム・ジョンウン(金正恩)総書記との首脳会談が行われました。キム総書記が「ロシアのすべての政策を無条件で支持する」と述べたのに対して、プーチン大統領は「新たな基本文書を準備している」と述べ、経済や安全保障分野を盛り込んだ条約の署名など、軍事面を含めた一層の関係強化について話し合ったとみられます。
このあと、行われた共同記者発表では、双方で署名した包括的戦略パートナーシップ条約について第三国からの攻撃があった場合には、相互に支援を行うことが盛り込まれていることを明らかにしました。
この中で「ロシアは本日署名された文書に従い、朝鮮民主主義人民共和国との軍事技術協力を排除しない」と述べ、包括的戦略パートナーシップ条約に署名したことで、朝鮮民主主義人民共和国との間で軍事面での関係強化を進める考えを示しました。プーチン大統領は、朝鮮民主主義人民共和国側と署名した包括的戦略パートナーシップ条約について、「どちらかの国が攻撃を受けた際にもう一方の国が支援することを規定している」と述べ、第三国からの攻撃があった場合には、相互に支援を行うことが盛り込まれていることを明らかにしました。
そして首脳会談の結果を受けて、両首脳は包括的戦略パートナーシップ条約に署名したとしています。この条約についてプーチン大統領は会談の中で「長期にわたる両国関係の基礎となるだろう」と述べています。
条約には経済や安全保障分野の協力が盛り込まれているとみられ、両首脳は軍事面を含めた一層の関係強化を確認しました。
両首脳は共同記者発表で「両国は、同盟関係という新たな高いレベルに達した」と述べていて、今回の条約で、両国は軍事的な協力関係を一段と高めたかたちとなるとしています。