中国アラブ関係、強化

(VOVWORLD) -サウジアラビアの首都リヤドで先週、第1回中国・湾岸協力理事会(GCC)サミットが開催されました。
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中国の習近平国家主席や、サウジアラビア、カタール、バーレーン、クウェート、オマーン、アラブ首長国連邦、GCCの首脳らが出席しました。サミットでは、中国とGCCの戦略パートナー関係を確立し強化していくことが決定しました。双方が中国・GCC戦略パートナーシップの確立・強化を決定したことは、サミットの最も象徴的な成果であり、中国・GCC協力の新段階を切り開きました。

中国とGCCはどのような戦略的パートナーであるべきかについて、習主席は「共に団結を促すパートナー」「共に発展を図るパートナー」「共に安全を構築するパートナー」「共に文明を振興させるパートナー」という四点を主張しました。

中国とGCCは次の段階で実務協力をどのように推進していくかなどを巡って、習主席はサミットで、向こう3~5年の間、中国はGCC諸国と共に、「エネルギー分野における立体的な協力の新たな枠組みを構築する」「金融投資協力の新たな進展を後押しする」「イノベーションと科学技術協力の新たな分野を開拓する」「宇宙空間に関する協力で新たな突破を実現する」「言語・文化協力の新たな注目点をつくり出す」という重点協力分野で努力していきたいと申し出しました。この五つの「新たな」は、中国とGCCの伝統的な協力分野を網羅するだけでなく、近年の中国・GCC協力の新たな特徴も反映し、中国・GCC関係の戦略的意味を充実させています。

習主席は、中国は引き続きGCC諸国から原油を大量に輸入し、液化天然ガスの輸入を拡大し、クリーンで低炭素なエネルギーに関する技術協力を強化すると表明し、中国・GCC関係の新段階におけるエネルギー協力に道筋をつけました。

また、習主席は、「中国はGCC諸国とビッグデータセンターやクラウドコンピューティングセンターを共同で建設し、5G・6Gの技術協力を強化したい」「越境電子商取引協力や通信ネットワーク構築などの分野で10のデジタル経済プロジェクトを実施する」「GCC諸国の宇宙飛行士が中国の宇宙ステーションに入るのを歓迎する」などと申し出て、中国・GCCのハイテク協力を新たな高みに引き上げ、双方の経済・社会に新たな動力エネルギーをもたらした。

GCC諸国は、中国と共にサミットの成果を実行に移し、引き続き重点分野での協力を深化させ、双方の人々により良い恩恵をもたらしたいと表明しました。

中国の王毅外相は「中国と湾岸協力会議は互いに政治、経済貿易、戦略的なパートナーである。中国は湾岸協力会議の重要な地位と役割を一貫して重視し、湾岸協力会議と戦略的な対話を保ち、各分野での協力を推進していきたい。」と述べました。

この訪問は、世界情勢が複雑に推移している背景の中で、アラブ諸国との連帯と協力強化における中国の戦略的選択を示し、中国・アラビア諸国の関係における新段階を切り開き、地域と国際情勢に深く影響を与えるだろうとしています。

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