日本の優れた政治家 安倍晋三元首相について

(VOVWORLD) -既にお伝えしましたように、8日、安倍晋三元首相が死去しました。67歳でした。奈良市で参院選の街頭演説中に銃で撃たれました。
日本の優れた政治家 安倍晋三元首相について - ảnh 1(写真:AP)

安倍氏は2006~07年と12~20年の2度にわたり首相を務め、通算の在任日数は3188日で憲政史上最も長かったです。安倍晋三元首相が死去したことをうけて、各国の首脳や要人が次々と追悼の意を表明しています。

アメリカのバイデン大統領は8日の声明で「私はぼうぜんとし、憤慨し、深く悲しんでいる。日本にとって、そして彼を知るすべての人々にとっての悲劇だ」と弔意を示しました。「日米同盟と日米国民の友好の擁護者だった」と評し「自由で開かれたインド太平洋という彼のビジョンは今後も続く」と安倍氏の業績をたたえました。

インドのモディ首相はツイッターで、「最も親しい友人の一人である安倍晋三氏の悲劇的な死に、言葉にできないほどの衝撃を受け悲しんでいる」と表明しました。「経済や世界情勢に関する鋭い洞察は、私に深い印象を与えた」と振り返りました。

ブラジルのボルソナロ大統領は8日、安倍晋三元首相が銃撃され死去したことを受け、同日から3日間の服喪を宣言しました。 全国で半旗が掲げられました。

一方、国連のグテーレス事務総長がコメントを発表しました。グテーレス事務総長は、「安倍晋三元総理の恐ろしい殺害事件に深く心を痛めています」とツイッターに投稿し、「私は彼と長年親しくさせていただき、彼の同僚としての姿勢や多国間主義へのコミットメントを常に心に留めています」と追悼の意を表明しました。

安倍晋三元首相は1954年に、東京都で生まれました。父は自民党幹事長や外務相を歴任した安倍晋太郎氏、祖父は岸信介元首相、大叔父は佐藤栄作元首相という政治家一家に育ちました。成蹊大学法学部を卒業後、神戸製鋼所や外相秘書官を経て38歳で衆議院議員に初当選しました。官房副長官や自民党幹事長、第3次小泉内閣における内閣官房長官を経て2006年に戦後最年少の52歳、戦後生まれとしては初めて首相となりました。その後、持病の潰瘍性大腸炎の悪化で退きましたが、2012年9月に再び自民党総裁選に挑んで総裁になりました。同年12月の総選挙で政権を奪還して首相に返り咲きました。2020年8月までの7年間、首相をつとめ、再び持病の悪化を理由に退陣しました。「安倍一強」とも言われた在任期間は、憲政史上最長でした。

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