未来への希望

(VOVWORLD) - 新型コロナウィルス感染症が複雑に推移しウィルスの変異種が拡大ている背景の中で、世界各国は、小さい規模で多くのイベントを行ない、新年2021を迎えました。
未来への希望 - ảnh 1(写真:The Hindustan Times)

アメリカ・ニューヨークのタイムズスクエアでは12月31日から1日にかけて、新年を迎えるイベントが行われました。

イベントでは紙吹雪が舞ったり、アーティストのピットブルらのパフォーマンスがスクリーンに映し出されたりしましたが、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため少人数での開催となり、ほとんど人の姿は見られませんでした。

一方、ロシア・モスクワの赤の広場とクレムリン宮殿には、打ち上げられた新年を祝う花火が行なわれ、テレビで生中継されました。

また、イギリスのボリス・ジョンソン首相は、「将来を信じる」というメッセージを2021年に送りました。そして、ジョンソン首相は「イギリスの住民が、多くの試練に断固として直面して困難を乗り越える」と確認しました。

アメリカのドナルド・トランプ大統領は、アメリカ国民への新年の挨拶の中で、パンデミックへの対応や経済の克服など、アメリカがこの1年間で収めてきた成果を高く評価しました。

ドイツのメルケル首相は、新年を迎えるにあたっての国民向けの演説で、首相を務めた15年間で2020年が最も困難な年だったと振り返しました。一方、新型コロナウイルスワクチンの接種開始により、2021年は希望の年になるとも強調しました。

また、国連のグテーレス事務総長は、新年に向けたメッセージを発表し、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)に襲われた2020年は「試練と悲劇、涙の年となった」と振り返った上で、気候変動への取り組みや新型コロナ対策を通じ「2021年を癒やしの年にしよう」と呼び掛けました。

2021年は確かに多くの課題と困難を抱えていると言えますが、世界各国は、2020年の困難と試練を乗り越えるための強い意思を示しています。したがって、穏やかかつ明るい1年が訪れることが期待されています。

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