ご機嫌、いかがですか皆さん。
そろそろ、皆さんのお住まいの町にも紅葉の便りが届く頃でしょうか。ハノイはこのところ、30度以上の日が続いていますが朝晩は涼しくなりました。
そんな秋の夕暮れにハノイ町を散歩すると、皆さんは独自の花の香りに出会うことでしょう、湖の美しい夕焼けを眺めることができます。今日のこの時間はハノイの秋の風景を歌った歌をお届けします。
ハノイの秋は「ホアスア」と呼ばれるミルクフラワーの意味を持つ花が咲きだします。「ホアスア」の香りは甘く、魅惑的です。ハノイの秋を歌う歌の中にはこ の「ホアスア」の美しさと香りがよく描かれています。
そんなハノイの秋の風景を歌った「ホアスァへの思い」(bang khuang hoa sua)という歌をどうぞ。
ある詩人は「秋がやってきた、
君の約束した路地の曲がり角
蘭の香りが漂う
秋の兆しを告げる
私たちが出会った日から
蘭の香りが漂った
今でもそのいい香りが残っている」といいました。
次に「蘭の香り」(huong lan)をどうぞ
ハノイには多くの湖がありますがタイ湖が広くて最も美しいものでしょう。秋の夕暮れ、この湖の辺をゆっくり散歩しながら、湖面に舞い落ちる夕暮れの日差しを眺めるのは本当に素晴らしい風景です。
最後に「月の夕暮れ」(Trang chieu)をどうぞ
「日差しがやさしく注いでいる
薄い日差しの一つ、一つ
湖面から星の光が浮かんで輝く
ほら、夕暮れの月が昇っている
君の姿は白い花のように美しい
たそがれが紫の夢を歩む」
いかがでしたか、皆さん、今日はハノイの秋にちなんだ歌をお届けしました。それでは今日の音楽散歩道はこれで終わります。又来週までごきげんよう。