ご機嫌、いかがですか、皆さん、トゥーハです
7月19日と20日の両日、ハノイのオペラハウスで、「ハノイの人々」というコンサートが予定され、ミーリン、ホンニュン及びクァンズンといった3人の有名なベトナム人歌手が参加します。今日のこの時間は、ハノイの歌を歌う3人のポップススターをご紹介しましょう。
風と強い日差し溢れる中部の地に生まれた男性歌手クァンズンは故郷の民謡を交えた甘い歌声で、多くの人々の心を捉えています。クァンズンはその歌声で詩的な風景や人間の優しい心に包まれたハノイの絵を描きました。でははじめに、クァンズンの歌声で、「ハノイの君へ」(gui nguoi em gai)をお聞きください。
「小さな紫の花は春の兆しを告げる
薄い桃の花びらはピンク色に染まる
ハノイはテトを迎えている
行き交う人々の姿は見えないが
君は白い曇りの下に歩んでいる、
柳の枝は湖面に向いている
君の唇を撫でる風
美しい瞳は素直さに満ち溢れる」
女性歌手ミーリンは「ハノイー風が吹く夜」(ha noi dem tro gio)という歌で一躍有名になりました。ハノイに生まれたその女性歌手は自分の故郷の美しさ一つ一つをとらえ、心を込めて、故郷を讃える歌を歌います。では次に「ハノイー風が吹く夜」(ha noi dem tro gio)をどうぞ
「ハノイよ、学生の青い制服
馴染み深い道が続く
どこからかセミの鳴き声を聞こえてくる
ホン川よ、誰の船は船着場に静かに近寄る。
木の枝は過去の思い出を思う
誰かの民謡を聞いて、湖の姿を思い浮かべる」。
おしまいは女性歌手ホンニュンです。彼女は今回のコンサートで「ハノイを思う」という歌を披露します。「どこに行っても、愛する首都、ハノイを思う」という歌詞はその美しい歌手の心にいつまでもに刻まれることでしょう。彼女はハノイに生まれましたが現在、ホーチミン市で第一線の歌手として、活躍しています。
ではホンニュンの歌で、「ハノイを思う」をどうぞ
「どこに行っても、愛する首都、ハノイを思う
緑の並木通りを思う
夏の日々を子守するセミの鳴き声を思う
朝早くあるいは夜更けにハノイの郊外に向かう電車の音を思う
戦争中の首都についての記憶は今なお残る」
いかがでしたか、皆さん、今日は首都ハノイを歌う3人のポップススターをご紹介しました。それでは今日の音楽散歩道はこれで終わります。来週のこの時間をお楽しみにごきげんよう。