ご機嫌、いかがですか、皆さん、トゥーハです。
ハノイの空は青くて、日差しは綺麗です。こうした光景を眺めていると、故郷の民謡を思い出します。
今日のこの時間はベトナム中部の民謡をお届けします
。
初めに「「中部の故郷に帰る」(ve mien trung)をどうぞ
「ベトナム中部に来る人が居たら
その土地の美人に詩の一節を伝えておくれ
長い間、僕は故郷の中部に帰れない
故郷の川面では今夜、月の光がそのまま輝くだろう
君よ、故郷の思い出は私たちの心の中にそのまま満ち溢れている」
べトナム中部古都フェには町の中を美しい川が流れています。その川の名前は香りの川という意味のフォン(香り)川です。昔から、朝早く、霧が立ちこ み、さわやかな風が吹く中、あるいは深夜、輝く月の光のから、甘い民謡がこの川面に響き渡ります。舟の上では、釣り人の民族楽グループと歌手が競演するの です。その民謡は「ホーフエ」と呼ばれています。
では続いて、べトナム中部の民謡「ホーフエ」の一曲(HoHue)を
どうぞ。
昔から小鳥の姿は中部の人々の馴染み深い姿になってきました。
ある詩人は「ほら、小鳥よ、誰があなたを川に渡しただろうか
小鳥よ、遠い所まで飛んでいって
いつの日か、故郷の畑に戻って」
最後に「小鳥よ」(ly con sao)をお聞きください。
いかがでしたか、皆さん、今日はベトナム中部民謡をお届けしました。それでは今日の音楽散歩道はこれで終わります。来週のこの時間をまたお楽しみにごきげんよう。