ベトナム戦争時代によく歌われている歌をご紹介


 



ベトナム戦争時代によく歌われている歌をご紹介 - ảnh 1
サイゴン政権の大統領官邸の正門を突破した
ベトナム人民軍の戦車

お元気ですか、皆さん、トゥーハです。
まもなく4月になりますが、4月といえばベトナム人にとって長い戦争から解放された日を思い出します。37年前の1975年4月30日は、ベトナム歴史の輝かしい節目であり、ベトナム民族の忘れられない日です。あの日、ホーチミン作戦で、ベトナム軍はアメリカ軍の支援を受けた南部傀儡政府の本部に戦車で突入し、勝利を獲得して、国に平和をもたらしまた。

今日のこの時間はその長いベトナム戦争時代に歌われていた歌をご紹介します。ベトナム国土の西側にチョオンソン山脈があります。戦争中にその山には北部から南部の戦場へ向けて武器や食糧を輸送する道路が建設されました。ホーチミンルートと呼ばれるこのルートは、アメリカの爆弾や枯葉剤を何度も受けながら、数多くのベトナム兵士はこのルートを防衛するため犠牲になりました。

でははじめに「チョオンソン山脈での歩み」(buoc chan tren dai truong son)をどうぞ

「チュオンソン山脈を超えて進む

山は擦り減るが足が擦り減ることはない

ただひたすらに南へと向う

私たちが進み行く道は数え切れない人々の血で作られた

今、人々の心の灯が私たちの行く手を照らす」

1960年代に入るとベトナム民族解放闘争は激しくなりました。南部の各地では数え切れないほどの英雄を輩出しました。国の独立を得るためそれらの英雄たちは身を捧げて、南部の戦場で永遠に眠っています。しかし、彼らは国に平和をもたらした美しい花として永遠に咲いています。

では続いて「戦車に乗っている5人の兵士」(nam anh em tren mot chiec xe tang)をどうぞお聞きください。

「戦車に乗っている5人の兵士

5枚花びらのように

5本の指のように

戦場では5人が一人になった

5人はそれぞれの名前を持っているが

戦車に乗れば一つの名前になる」

1975年4月、ベトナム人民軍司令部は南部のサイゴン市にある傀儡政府の本部への進攻を目指すホーチミン作戦を決定しました。その直後、ベトナム軍の多くは南部の各地方で攻撃を行い、勝利へ近づきました。4月30日、ベトナム軍はサイゴンに進軍し、当時の傀儡政府のズォンバンミン大統領は降伏しました。その後、サイゴン市はホーチミン市に改名されました。ではおしまいに「春に行軍しおう」(cung hanh quan di giua mua xuan)をどうぞ

鳥が至るところでさえずり

春が至るところにやってきて

君は戦場からの呼びかけを聞いたか

勝利を収めるための春

最も美しい春は戦場での春でしょう

春の空の下に行軍しよう

いかがでしたか、皆さん、今日はベトナム戦争時代に良く歌われていた歌をご紹介しました。それでは今日の音楽散歩道はこれで終わります。また来週のこの時間をお楽しみに。ごきげんよう。

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