ご機嫌、いかがですか、皆さん

先頃、ベトナム中部にあるゲアン省とハティン省の民謡「ビ」と「ザム」はユネスコ国連教育科学文化機関の第6回会議で、世界無形文化財として公式に認定されました。今日のこの時間は世界無形文化遺産となった中部の民謡「ビ」、「ザム」とそれらをもとにした歌お届けします。

はじめに「怒ったり、愛したり」( gian ma thuong)をどうぞ

「あなた、怒らないで、

あなたを愛するからお母さんと私たち夫婦のことを話し合った

あなたが道に迷わないように、勧めたい私

間違った道を辿ってしまうあなた、

自分の間違いを治してちょうだい」


次に「友へ伝える」(nhan ban)をお送ります。

「森への道、私は一人で行くのは寂しい

山がいくら高くても、越えられる

川がいくら長くても渡れる

私たちはいくら遠くにいても会いたい」

ベトナム中部ゲアン省とハティン省の民謡、「ビ.ザム」はユネスコにより、世界無形文化遺産として認定されたのはベトナムにとって重要な意味を持つものです。ベトナム伝統音楽研究者であるチャンクァンハイ教授は次のように語りました

（テープ）hai

「ベトナム中部の民謡「ビ.ザム」がユネスコにより、世界無形文化遺産として認定されたのはベトナムによって大きな出来事となっています。この民謡の歌詞は六・ 八体」 の二つの形式を持つ詩で、リズムやメロディーも独特です」


ではおしまいに中部ハティン民謡を基にした有名な歌「中部ハーティン省の人々の一言」（Mot khuc tam tinh cua nguoi Ha Tinh）をお聞きいただきましょう。

「どこに行っても、ハーティン省を思う

ホンリン山やラ山、広い海や白い塩田を思う

故郷への愛は深い、海は森を思う

平野の真ん中に立って、さわやかな風が吹いてくる

戦場へ繋がるたくさの道、敵軍の爆弾はハーティン省の人々の意志に負けた」

いかがでしたか、皆さん、今日はベトナム中部ゲアン省とハティン省の民謡、「ビ.ザム」をお届けしました。それでは今日の音楽散歩道はこれで終わります。来週、またお会いしましょう。