この生物圏保護区は森林と海洋の生物多様性を持ち、ベトナムと東南アジアにおける典型的な乾燥林の生態系を有する唯一の標準モデルとなっています。

（写真：TTXVN）

ヌイチュア生物圏保護区はニントアン省の省都フアンラン市から東におよそ３３キロ離れたところにあります。ヌイチュア生物圏保護区の総面積はおよそ１０万６千ヘクタールで、本土のほか、海上をも網羅しています。その中で、コアエリアはヌイチュア国立公園で、その面積はおよそ１万５７００ヘクタールです。

これはベトナムと東南アジアにおける典型的な乾燥林の生態系を有する唯一の標準モデルとなり、１５１４種類の植物、３４５種類の動物が生息しています。その中で、５４種の植物と４６種の植物は希少なものです。人類・生物圏計画国家委員会のグエン・ホアン・チ委員長は次のように語りました。

（テープ） 

「ヌイチュア生物圏保護区はベトナムにおける１１か所の世界の生物圏保護区の一つですが、これは世界１３１か国７２７か所の一つでもあります。ユネスコが策定したリマ行動計画の中で「一つの生物圏保護区は持続可能な開発のモデルの一つである」とを強調されています」

（写真：Doan Si）

ヌイチュア生物圏保護区は３つのエリアが海に面していて、地理的特徴が多様で、山、森林、海などがあります。ヌイチュア生物圏保護区をはじめ、ニントアン省を旅行中のグエン・ズイ・ホアさんは次のように語りました。

（テープ） 

「ビンヒー湾、ライ洞窟をはじめ、ヌイチュア生物圏保護区の風景は見事で、とても印象的です。また、ニントアン省のシーフードは美味しくて値段も手ごろです」

（写真：baocantho.com.vn）

ニントアン省文化スポーツ観光局のフアム・テイ・タイン・フオン副局長は「ニントアン省は環境に優しいエコツアーと高級保養ツアーを開発する」と明らかにし、次のように語りました。

（テープ）                   

「ニントアン省文化スポーツ観光局は観光協会、および地方と協力して、競争力の高い観光商品を開発します。ヌイチュア生物圏保護区にはビンヒー湾、ライ洞窟などがあり、旅行ルートに取り入れられています」

ヌイチュア生物圏保護区を訪れる観光客は多くの美しいビーチを探検できるほか、ここに住んでいる少数民族ラグライ族の村を訪れ、地酒を味わいながら、火を囲んで伝統的な踊りを楽しむことができます。ヌイチュア生物圏保護区の探検は観光客に忘れがたい思い出を残すことでしょう。