(VOVWORLD) -北部イエンバイ(Yen Bai)省ルックイエン(Luc Yen)県は、この数年間にわたり、栽培、畜産、農産物加工などで経済発展を遂げた多くの試みが出ています。
ラムトゥオン(Lam Thuong)村に住む1986年生まれのファム・ハイ・チエウさんはウサギの飼育を成功させたその一例となっています。チエウさんは、2018年3月に、ウサギの飼育、ウサギ製品の生産・加工、竹の子の栽培を行う協同生産組合を設立しました。ウサギを飼育する理由について、ウサギは、地元の天候に強い動物であり、経済的高い価値をもたらすからです。
チエウさんは次のように語りました。
(テープ)
「現在、私たちは、多くの分野で活躍していますが、主にウサギの飼育、ウサギ肉の加工、竹の子栽培をしています。新型コロナウイルス感染症の影響で、ウサギの消費量は減少しています。私たちは、消費先の模索に取り組んでいる一方、今後、ウサギの消費量が増えたら、もっとウサギの飼育頭数を増やす計画です。」
現在、チエウさんの協同生産組合は、4000頭のウサギを飼育しています。そして、毎月、およそ1トンのウサギ肉を出荷しています。ウサギ肉製品を多様化させるために、彼らは、ウサギ肉を材料にした料理にしたり、販売しています。
その他、協同生産組合は、ラムトゥオン村の特産品である竹の子の栽培と加工を行っています。約100ヘクタールの竹の子の栽培面積をやっており、毎年、約400トンの生の竹の子を収穫し、およそ5トンの乾燥竹の子を生産しています。そのお陰で、一人の組合員は、1億ドン、約47万円の平均年収を得ています。
組合員であるファム・ブ・リュックさんは次のように語りました。
(テープ)
「以前、私はウサギの飼育をしませんでした。しかし、チエウさんの協同生産組合に参加してから、ウサギの飼育に着手しました。この仕事はかなり安定しています。私たちは、様々な経験を交換し合うことで、ウサギの飼育は好調ですよ。」
一方、ラムトゥオン村青年同盟のホアン・ティ・ゼット書記は、この協同生産組合の効果について、次のように明らかにしました。
(テープ)
「協同生産組合がもたらした効果は、現地の青年に仕事を与えるということです。現在、この協同生産組合は、20人あまりの青年に安定した仕事の斡旋をしています。そのお陰で、農村部の青年たちは自分の故郷で、経済発展を遂げることができました。」
チエウさんの協同生産組合のような試みは、雇用創出、経済発展に貢献することで、さらに拡大されることでしょう。