このプログラムにより、多くの労働者が家を持ち、安定した生活を送れるようになっています。エアスップ県エアロック村に住むロアンさん一家はその一例です。夫を失ったロアンさんは、義母と小さな子どもを世話しなくてはなりませんでした。「労働組合の家」プログラムの支援によってロアンさんは家を持つことができました。

ロアンさんの話です。

（テープ）

「夫が亡くなったことはとても悲しく、生活面で色々な困難がありました。幸いなことに、そんな時、エアスップ県の労働組合が私たちを支援し、家を建ててくれました」

2021年、労働組合の配慮により、ホニ・ヨン・ブクロンさんは70平方メートルの家を建てられました。この家はおよそ1億8千万ドン、約91万円の建設費がかかりました。費用の3分の１は、ダクラク省労働組合とエアカ県軍事指揮部からの支援金で、残りは、ホニ・ヨンさんの貯金と親戚からの借金でした。

ホニ・ヨン・ブクロンさんは次のように語りました。

(テープ)

「ずっと収入が不安定であったため、結婚してからこの10年間、実家で両親、兄弟と一緒に暮らしていました。今は新しい家が建ち、地元の行政当局の配慮に感謝したいです」

ダクラク省労働組合連盟の統計によりますと、2021年、省内の各レベルの労働組合は、住宅で困っている労働者に120軒の家を新築し、改修を補助してきました。

ダクラク省労働組合連盟のグエン・コン・バオ会長は次のように明らかにしました。

(テープ)

「2021年に、殆どすべてのレベルの労働組合は、『労働組合の家』プログラムを適切に実施しました。規定で、毎月、組合員は労働組合基金に5千ドンを寄付しています。『労働組合の家』プログラムを実施するために、毎年、この寄付金の総額から9割を拠出しています」

ダクラク省の「労働組合の家」プログラムは、労働者の団結、相互支援という精神を示しています。各レベルの労働組合からの支援金で建設された家は、貧しい労働者の安定した生活に貢献することでしょう。