疫病対策に取り組んでいるホーチミン市の住民ら

(VOVWORLD) -現在、ホーチミン市は、新型コロナウイルス感染症の深刻な影響を受けています。
疫病対策に取り組んでいるホーチミン市の住民ら - ảnh 1

ホーチミン市での疫病対策を支援するため、8月23日に人民軍の数千人の幹部、兵士らがホーチミン市に派遣され、疫病予防対策活動や、市民への必需品の提供、感染者の治療などに当たっています。こうした部隊の支援を受け、現地住民らの生活が確保されています。

加工輸出地区とホーチミン市の中心地に近い所にある第7区は、労働者、及び、自由に経営をしている人々の宿泊施設などが集まる場所です。この間、ホーチミン市は、疫病の感染拡大を防ぐため、社会的距離措置をとってから、多くの人が仕事を失ったことにより彼らの生活は様々な困難に直面してきました。彼らの食事は、主に、現地の行政当局と慈善活動の支援に頼っています。ですから、部隊たちが、それぞれの路地、個々人の家に行って、コメや食品、そして現金を手渡した時に、誰もが感動しています。

タンフン居住地にある借家で暮らしている65歳のルアさんは次のように語っています。

(テープ)

「我が家は全員が北部からやって来て、自由に経営をしています。疫病の影響で、この3カ月間にわたり経営ができませんでした。収入がなくて、生活はとても困っています。お陰さまで、現地の行政当局や慈善グループからもらった野菜や、コメ、食料などがあってとても助かりました。特に、今回、部隊のみなさんから食料、食品の他、現金を受けたことで大変喜んでいますよ。」

疫病対策に取り組んでいるホーチミン市の住民ら - ảnh 2

一方、第4区に住むキエットさんの7人家族は、第7軍管区の幹部、兵士が彼の家まで行って、生活の必需品と現金を手渡したことにとても感動しました。

(テープ)

「新型コロナウイルスが長引いているため、我が家は、生活のための食料と現金がありませんでした。家主は、私たちを支援するために家賃1ヶ月無料にし、電気代と水道代の支払い猶予を決めてくれました。現在、国と部隊からの支援金がないと、困難な状態を乗り越えることが出来ません。」

8月末までに、第7と第9軍管区の4200人の幹部、兵士、及び、国防省所属軍病院の数百人の医師が疫病対策作業に加入するためにホーチミン市に赴きました。第7軍管区のグエン・フォック・チュン・ハウさんは次のように明らかにしました。

(テープ)

「それぞれの居住地の要求や実情に合わせて、私たちは具体的な任務を担います。例えば、軍隊の人たちは、新型コロナ感染者が出たために封鎖されている地域にあるそれぞれの家庭に生活の必需品を配ります。また、軍医と看護師らは、検体の採取などに参加しています。」

新型コロナウイルス感染症の影響で最も大きな被害を受けたホーチミン市に赴いている部隊らは、現地での疫病対策作業の効果向上に貢献しています。

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