「雨降って地固まる」ホーチミン市

(VOVWORLD) - 新型コロナの第4波の震源地であったホーチミン市は、今では「雨降って地固まる」の諺通り発展の軌道に戻っています。
「雨降って地固まる」ホーチミン市 - ảnh 1ホーチミン市人民委員会の本部

新型コロナの第4波で深刻な被害を受けたホーチミン市の人々は明るい未来への信念を抱いており、自分の夢を実現させるために全力を尽くしているようです。その一人はグエン・ホアン・アインさんです。彼は、ボランティア運動に積極的に参加したとして2021年の国家ボランティア賞を受賞した10人の一人です。アインさんの話です。

(テープ)

「2021年の道のりは時間・家族・団結に関する教訓を私に与えました。私たちが互いに団結し合えば、いかなる困難も乗り越えられるということです。2022年も、ボランティア精神をさらに広げて、より多くの若者がボランティアとして周囲の人を助けるという夢を持っています。また、ホーチミン市は疫病を抑制しながら、経済を回復・発展させてゆくということを望んでいます。市の運営と市民の団結により、ホーチミン市は益々発展するはずです。」

一方、ホーチミン市のSOSサウスというボランティアグループのメンバーであるファム・ウィエン・ニさんは新型コロナの第4波で8人もの親族を亡くしたものの、かつてないほどのその痛みを乗り越えて社会的弱者への支援活動を続けています。ニさんの話です。

(テープ)V6 MUNG 1 TET UYEN NHI

「私たちボランティアは、心を込めて生きてゆくようにということを言って互いに励まし合っています。こうした心はいつも、私たちの中に盛り上がっているので、できる範囲で周りの人を助けるように努力しています。そして、今、できる範囲を超えていることは将来必ずできるという信念です。そういう将来を見据えると、経済が回復し、平穏な生活が戻ってきているホーチミン市は新しい段階に入るはずです。」

ホーチミン市当局も、市の回復・発展を進める決意を示しています。ホーチミン市選出の国会議員団の団員グエン・ティエン・ニャン氏は次のように語りました。

(テープ)V6 MUNG 1 TET NGUYEN THIEN NHAN

「ホーチミン市の経済面と精神面での土台はまだそのままに保たれています。企業の設備・機械・テクノロジーなどが100%保たれています。企業の指導者と技術者のほとんど、そして、労働者の9割が職場復帰しました。国内外のパートナーとの関係も維持されています。さらに、前に進む決意は変わらないのです。」

新型コロナの第4波の震源地であったホーチミン市は、今では「雨降って地固まる」の諺通り発展の軌道に戻っています。

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