(VOVWORLD) -この3年間、中部クアンナム(Quang Nam)省における青年のスタートアップ運動が急速に発展しています。多くの青年は、スタートアップに成功し、現地の経済発展に貢献しています。
ズイスエン(Duy Xuyen)県ズイギア(Duy Nghia)村トアンアン(Thuan An)集落に住むレ・バン・ルオンさんは、以前、南部各省に出て、仕事をしていました。しかし、雇われて働くので、収入が不安定で、生活費を賄うことが出来なかった為、故郷に戻って、事業を起こすことにしました。
2009年、ルオンさんは、一人の友達と共に、資金を集めて、カフェを開業しました。この経営活動が順調に進められてから、彼は、キャバリーコーヒー生産・サービス有限会社を設立し、コーヒーの生産を行いました。ルオンさんは、コーヒー豆の入手を安定させる為に、中部高原地帯テイグエン地方ダクラク(Dak Lak)省にあるコーヒー農園と契約を結んでいます。彼は、毎月、ホーチミン市や、ダナン市、クアンビン省などにおよそ2トンのコーヒーローストを出荷しています。
ルオンさんの話を聞いてみましょう。
(テープ)
「私が事業を成功させたことは、事業を起こそうとする多くの青年に原動力を与えてきました。同時に、私の会社は、現地の多くの青年の仕事を斡旋していますよ。」
一方、ズイタン(Duyタン)村ティタイ(Thi Thai)集落に住むチャン・ゴック・チャンさんは、コミュニティベースドツーリズムの経営で起業を始めました。彼女は、家族のハス池を観光スポットに変えました。ここに来る観光客は、小船を漕ぎながら、ハス池を見学したり、色とりどりの花々を観賞したりするほか、ハスの実で出来たプレゼントを買うことが出来ます。
チャンさんは次のように語りました。
(テープ)
「大学卒業後、私は故郷に戻って起業することにしました。ここに来る観光客は、椰子農園にある娯楽のための空間を体験したり、ハスの池を小船で見学する他、花園を楽しむことが出来ます。こうした経営活動は、安定した収入源をもたらしてくれますよ。」
クアンナム省青年同盟のファム・ティ・タン書記は、これまでに多くの青年のスタートアップが成功し、数千人の青年に仕事を斡旋する他、現地の経済発展に貢献していると明らかにし、次のように語りました。
(テープ)
「現在、青年たちは、経済発展の試みをかなり効果的に展開しています。この結果は、新農村作りや、持続的な貧困解消に大きく貢献しています。現地の青年同盟は、青年のスタートアップに便宜を図っています。」
クアンナム省における複数の青年のスタートアップが成功したことは、現地の経済発展と住民の生活改善に貢献することです。