ドンタップ省はベトナム南部メコンデルタ地域にある地方です。近年、同省は新農村作り運動に積極的に参加しており、特に、２０１５年末に同省、カオライン県タンギア村は新農村作り運動の全ての目標を達成しました。

これにより、現在、一人あたりの年収は２千９百万ドンですが、2020年までに、3千6百万ドンになる見込みです。この目標を達成するため、この村の指導の下で、農民は従来の稲作から野菜やトウモロコシなどの農作物へ転作しています。

そのほか、この村の全ての人々は故郷建設プログラムに積極的に参加しています。プログラムによりますと、タンギア村農民協会の会員は貧困解消に向けて、団結して、家庭経済を発展させています。



村の指導部は農民に対し、「資金集め」、「節約グループ」というビジネスモデルの設立、住宅改修、医療保険加入を呼びかけています。タンギア農民協会のカオ・バン・ロイ会長は次のように語りました

（テープ）

「これまでに我が協会の300人の会員が故郷建設事業に参加するため出資しました。村の人民委員会は貧しい家庭に資金を貸出しています。

各農家庭から拠出された資金は7千3百万ドンに達します。この資金は貧しい家庭が医療保険に加入できるように支出されました。」

現在、タンギア村の農民世帯の数は1千6百戸のぼっており、稲作から他の農作物へと転作した面積は120ヘクタールに達しました。村の行政当局の政策により、タンギア村の農民の生活レベルが著しく改善されました。タンギア村人民委員会のチャン・ティ・タイン・タオ委員長は次のように語りました

（テープ）

「今年、私たちの村は農業構造の再編プロジェクトを促進していますが、農作物栽培と畜産の両方を集中させています。そのほか、稲作を続けています。農民生活は著しく改善されています。村人はとても喜んでおり、農業生産機構移転という政策を歓迎しています。」

ドンタップ省、カオライン県、タンギア村は稲作からほかの農作物へと転作するという政策を実施しており、大きな成果を収めています。こうした成果はベトナム新農村作り運動に積極的な役割を果たしていることでしょう。