近年、南部メコンデルタ地域は干ばつに見舞われています。農業農村開発省はこの自然災害の被害を最小限に抑えるために全力を尽くしています。特にこの2年間、同省は気候変動対応策の一環として、この地域ではアヒルを試験的に飼育しており、成功しました。
(写真:hoichannuoi.mard.gov.vn)
2014年と2015年にチュォンサー群島では300羽のアヒルが試験的に飼育されました。これらのアヒルは卵を産んで、よく成長しました。こういう理由から、現在、2800羽のアヒルが南部のキエンザン省、ティエンザン省、バクリョウ省及びカマウ省で飼育されています。カマウ省農業農村開発省のグェン・バン・チャイ副局長は次のように語りました。
(テープ)
「我が省はアヒル飼育を行なっており、一定の成果を挙げています。今後、アヒル群れを6千羽にする予定です。」
南部畜産研究所のグェン・ヒュ・ティン副所長はアヒルは経済面で高価であることと免疫力があるので、汽水環境でよく成長できると明らかにしました。チャイさんは次のように語っています
(テープ)
「汽水の中で飼育されるアヒルは卵をたくさん産んで、アヒルの肉も美味しいです。このアヒルはチュォンサ群島で飼育されるだけでなく、ジャングルの中でもよく育ちます。」
一方、農業農村開発省の畜産局のグェン・バン・チョン副局長は沿海部にある各省は畜産分野での気候変動対応策を出す必要があり、その中で汽水のアヒルはメコンデルタ地域で大量に飼育されるようになる」と明らかにし、次のように語りました
(テープ)
「このアヒルはダイスェンというアヒル研究所及びビゴバ家禽飼育場で飼育されており、よく育っています。同研究所と家禽飼育場の
アヒルの雛はメコンデルタ地域に提供されます。今後、ソクチャン省でもアヒルの雛を飼育するところを準備する予定です。これまでに、ホーチミン市でのアヒルの雛はこの地域に提供されています」
現在、汽水の中でアヒルを飼育するモデルは一定の成果を収めており、メコンデルタ地域の新農村作り並びに経済社会発展事業に寄与することでしょう。