南部メコンデルタ地域にあるベンチェ省は新農村作り運動に積極的に寄与しており、国の経済社会発展事業に大きく寄与しています。現在、同省内の全ての村は新農村作り運動を展開しており、その中で新農村作り運動指導委員会が出した１９目標の全てを達成した村の数は4箇所ですが2015年までに、その数は9箇所に上る見通しです。

新農村作り運動を効果的に実施するため、ベンチェ省の指導部は政府の援助を効果的に利用するだけでなく、各組織や住民の力を徹底的に生かしています。特に、年初以来、同省の指導部の呼びかけに応えて、省内の各組織と個人は新農村作り運動に12７億ドンあまりを援助してきました。

ベンチェ省都にあるフーニヨン村は新農村作り運動の１９目標の全てを達成し、その中でも、交通網や水利施設、学校、医療所などのインフラシステムが整備されました。この村の指導部は新農村作り運動に1100億を支出し、そのうち、省内の企業が36億ドンを住民は420億ドンを援助しました。新農村作り運動の主要な労働力は幹部、党員、青年、復員軍人などです。フーニヨン村復員軍人協会のボ・ミン・フン副会長は次のように語りました。

（テープ）

「我が協会の全ての会員は故郷の新農村作りに積極的に参加しています。私たちの呼びかけに応じて、村の人々は故郷の建設事業に力を入れています。特に多くの人が自分の土地を提供するなど、建設資材を提供したり、村の道路建設に全力挙げて取り組みたいのです。」

ベンチェ省の指導部は新農村づくり運動への住民の支持を得ています。そのおかげで、交通網や水利施設が改修拡張され、建設資材や自宅土地が自発に提供されました。ベンチェ省、タキフ県、ダイデェン村に住むレバン・タウオさんは次のように語りました。

（テープ）

我が村の人々はこの道路拡張にあたりお金を出しました。現在、道路が舗装されたので、村の人々の往来は更に便利になりました。」

一方、ベンチェ省、チャオウタイン県、ヒュディン村党委員会のダントゥイフォン委員長は次のように語りました。

（テープ）

「新農村作りを効果的に実施するためには、村人の全てがこの運動の意味を十分に認識する必要があります。村の指導部はそれぞれの家にこの運動に関する宣伝啓蒙を行う必要があります。それと同時に、「環境保護」と「交通網整備」という二つの目標を徹底的に実施しなければなりません」

ベンチェ省が新農村作りが始めてから4年後、同省の経済成長率は７－８％に達し、交通分野で目標を達成するのは８０％、電気力使用率は９９％に達しています。ベンチェ省帰属する農村開発局のホバンティエット局長は次のように語りました。

（テープ）

「年末までに、ベンチェ省の４つの村は新農村作り運動の全て１９の目標を達成する予定です。今後、この運動指導委員会はこれらの村を視察した後、運動は省内に広がります。」

ベンチェ省の新農村作り運動は広がっており、国の経済社会事業に積極的に寄与してゆくことでしょう。