中部テイグェン地方における各少数民族のコミュニティの中で、村の長老は最も威信のあるひとであり、極めて重要な役割を果たしています。新農村作りにおいて、村の長老は現地の住民に国の政策を積極的に宣伝しています。
ダクラク(DacLac)省エアホレオ県ドリエ・ヤン村チョア集落に住む村の長老マ・ニャットさんは70歳ですが、いつも地元の諸活動に積極的に参加しています。毎日、マ・ニャットお爺さんは集落の各家庭を訪問します。特に、新農村作りがこの地で展開されてから、マ・ニャットお爺さんは現地住民の参加を積極的に呼びかけてきました。さらに、お爺さんは道路建設のために、先駆けてお金を提供しました。2011年以来、国家の資金と共に、チョア村落にあるおよそ200世帯が交通道路の建設に現金を自発的に提供しました。マ・ニャットお爺さんは「現在、集落では、コンクリート道、文化会館がきちんと整備され、皆は大変嬉しく思っている。」と明らかにし、次のように語りました。
(テープ)
「現地住民が新農村作り運動に積極的に参加するために、党の主張と国の法律などに関する啓蒙活動を上手く行わなければならないと思います。さらに、他の人にも見習ってもらうように、自分自身も手本にしなければなりません。」
一方、エアホレオ県エアカイ村ヅンア集落では、村の長老マ・アンさんも競争運動や新農村作り運動において牽引の役割を果たしています。マ・アンお爺さんによりますと、村人を説得する為には、先ず自分の家庭から始めなければなりません。ですから、マ・アンお爺さんと家族全員は生産に励んできました。現在、マ・アンお爺さんの家庭は3ヘクタールの畑に胡椒、ゴム、コーヒーを栽培しているほか、魚の養殖をしており、生活は日増しに改善されています。お爺さんの家庭をマネして、多くの家庭が、生産活動を積極的に行いました。マ・アンお爺さんは次のように語りました。
(テープ)
「周辺の住民を助けることは党と国家の政策の実現にも繋がっています。我が家は、ゴムやコーヒーの栽培で、生活に余裕ができたため、村人にもそれらの樹木の栽培を説得することができたのです。」
エアホレオ県党委員会のチャン・ビン副委員長は「村の長老らは役割と責任を立派に果たして、地元の発展に寄与してきた」と明らかにし、次のように語りました。
(テープ)
「これまでの成果を活用して、私たちは村の長老や村長、威信のある人々が生産の発展と秩序の確保への村人の参加に励むことに引き続き配慮します。それらを通して、村人の生活改善と現地の発展に寄与することが出来るのです。」
エアホレオ県は新農村作りに関する全て19の基準を達成するためには様々な困難がありますが、現地の村の長老や村長は自らの責任感と努力により村人と共に新農村作りに励んでいます。