村の春祭り


村の春祭り - ảnh 1
神輿担ぎの光景

ベトナムにおける村の祭りは、主に伝統的なお正月テト明けに行われています。どんな村でも祭りが開催されます。それぞれの村は、その村の守護神、つまり村の設立者であり、国に対して功労のあった将軍、あるいは、村の伝統的職業の創始者が祀られています。これらの祭りは、それぞれの独自性を持ちながらも、一般的には、守護神を祀る儀礼、神輿担ぎ、そして民間遊戯、歌垣などの儀式で構成されています。

(現場の肉声)

長年にわたって国内の有名な祭りが維持されています。例えば、北部フート省におけるフン王神社の祭り、ハノイ市のコラ祭り、フードン祭り、バクニン省のドンキー祭り、リム祭り、ハイズオン省のキエップバク神社祭り、タイビン省のケオ寺祭りなどです。歳月が経つにつれて、村の祭りは、現地住民の生活の中に重要な位置を持つようになっています。

ハノイ市郊外ウンホア県ビントウオン村は、4年に1度、祭りを大規模に開催します。これは、村人が国と村に功労があった先輩の功労を偲ぶチャンスとなっています。ビントウオン村高齢者協会会員のグェン・ヒュウ・チャムさんは次のように語っています。

(テープ)

「私は、村の祭りに参加するたびに、嬉しくなりますよ。先祖代々から伝わってきた伝統的祭りが現在までも保存され、発展しているからね。」

村の春祭り - ảnh 2

村の祭りは、信仰的な年中行事ですが、人々に対し悪いことを避けて、良いことをし、先輩の功労、家庭の伝統と故郷の源を思うということに励む教育的な意味あいがあります。ホーチミン市の市民の一人であるド・コック・フンさんは次のように語っています。

(テープ)

「故郷の伝統的祭りを維持するために、毎年の祭りに参加しています。皆さんは、故郷の伝統に憧れており、故郷の建設にさらに貢献したい気持ちです。」

村の祭りには、国内に住んでいる人は勿論ですが、外国に在留している人も参加しています。ハンガリーで暮らし働いているブ・ヒュウ・テエップさんは次のような考えを明らかにしました。

(テープ)

「毎日仕事で忙しいですが、毎年、故郷の祭りに参加します。外国で暮らしているから、いつも故郷のことを思い出します。」

長い歳月を経っても、村の祭りは昔のままの伝統を維持しています。なぜならば、伝統的な祭りは、ルーツを考える信仰的文化だからです。

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