節水のための転作


節水のための転作 - ảnh 1
少量の水で育つゴマ栽培はテイニン省で功を奏している方式である=Internet




2016年の干ばつは激化するとの予報を受け、南部メコンデルタ地域の各地は干ばつ対応策の一つとして、稲から他の作物へ栽培に代えることにしました。こうした方法は、農業用水の節約に役立っています。

ドンタップ省タンフォン県ビンフ村に住むレータンさんは、今年の夏秋作には従来の稲の代わりに、ピーナツへ転作しています。当地は砂の多い土壌で、ピーナツに適しているからです。さらに、ピーナツは栽培しやすく、手入れも簡単だからとタンさんは語っています。

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「テト明けから灌漑用水が不足しています。そこで、私たちは、稲から他の作物へ栽培を代えなければなりませんでした。ピーナツの栽培はコストも安く、稲より水が節約できます。」

一方、カーマウ省やハウザン省などでは、農民たちは稲から青豆、パイナップルに転作しています。カントー大学・農業生物学科のチャウ・ミン・コイ博士によりますと、干ばつと塩害が続いている現在、少量の水で育つ植物は最も効果的な選択肢となっています。しかし、稲だけを栽培している地域の場合は、湛水灌漑方式を導入することができます。こうした方法は、アンザン省、バックリエウ省など幾つかの地方で10%ないし20%の水の節約だけで効果的に適用されています。コイ博士は次のように語りました。

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「それぞれの土壌の水分保持特性によって、間断灌漑方式を適用します。つまり、連続的に灌漑するのでなく、田んぼの表面に水を浸した後、そのまま水を自然に落水させるということです。そして再び田んぼ乾いたら、又、水やりをします。しかし、水分保持能力が高い粘土質の土壌の場合は、水が地下5~10センチぐらいまで下がると、再び水やりをします。その条件に当たっても、稲は大丈夫ですよ。」

気候の厳しい条件にある背景の中で、農業用水の使用は、淡水の浪費を避けるために、詳細に考慮する必要があると訴えています。カントー大学・気候変動研究院のレ・アン・トアン博士は「農業用水の節約は水資源の効果的利用に寄与する。」と明らかにし、次のように語りました。

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「私たちは節水を巡って様々な研究を行ってきました。それぞれの作物の栽培土壌、特に砂質土壌の場合は、スプリンクラー灌漑か点滴感慨の方式を適用することもできます。この方法を活かしたら、従来の方法と比べ30~40%の節水ができます。」

気候変動に対応するために、南部メコンデルタ地域の各地は、節水と水資源の保護を目指す様々な措置をとっています。その中でも、大きな河川に沿って、塩害防止堤防の整備、果樹栽培地域における塩害防止溝の建設を急いでいます。

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