ベトナムテレビ局、初の総選挙から70周年特別記念番組を
ベトナムで初の総選挙が行われた1946年1月6日から70周年になることを記念して、4日夜、国営のベトナムテレビ局は、北部トゥイェンクアン省とハノイで同時に行われる特別番組を生中継しました。
初の総選挙の選挙運動
特別番組では、各世代の国会議員や歴史家らは1946年の初の総選挙の意義やその準備作業などについて振り返りました。1945年8月16日にトゥイェンクアン省のタンチャオで、「国民大会」が開かれ、全国蜂起について話し合われました。大会には全国各地から60人の代表が参加しました。「タンチャオ国民大会」と呼ばれるこの大会はベトナム国会の前進となります。
大会では、10項目の方針が出されました。その中で、国会議員を自由に選べるような投票権を始め、国民の基本権利が定められました。ベトナム国会事務局のグエン・シー・ズン副局長は、この方針は、国民の、国民による、国民のための国家の誕生につながるものであり、ベトナム初の国会議員を選出する総選挙の基礎でもあると述べ、次のように語りました。
(テープ)
「タンチャオ国民大会は、国会誕生へ向けて臨時で段階的な法的基盤を作りました。当時の臨時政府は、国民に国の運営権限を正式に認めてもらうために、総選挙を行なって、国会を創設しなければなりませんでした。総選挙は国民一人ひとりの投票権によって実施されたもので、国民の意思を反映したのです。」
特別番組では、ベトナム国会の歴史を物語る録画や記録映画が上映されました。