ビンズオン省 世界インテリジェントコミュニティのトップ7に
(VOVWORLD) - この表彰は、イノベーションとデジタル化に向けた経済変革の過程におけるビンズオン省の取り組みを評価するものです。
今年の6月21日、ICFインテリジェント・コミュニティ・フォーラムは、2023年の世界インテリジェントコミュニティのトップ7を表彰しました。ベトナムからは、東南部地方ビンズオン省の「ビンズオン・スマートシティ(Binh Duong Smart City)」が選ばれました。この表彰は、イノベーションとデジタル化に向けた経済変革の過程におけるビンズオン省の取り組みを評価するものです。
ビンズオン・スマートシティ |
これに先立つ今年の2月、ICFは、2023年の世界インテリジェントコミュニティのトップ21(Smart21)を表彰し、その中にはビンズオン省も選ばれました。ビンズオン・スマートシティがスマート21に選出されたのは今回が5回連続の5回目です。
ICFは毎年、世界の400以上の都市からまず21のスマートシティを選出し、それらの都市には「Smart 21」の称号が与えられます。Smart 21からさらに7都市(TOP7)にしぼられ、同フォーラムの年度総会の初日にTOP7の授賞式が行われました。ビンズオン省がTOP7に選出されるのは3年連続となっています。
スマート21の選出基準は、ブロードバンド接続、労働力、イノベーション、デジタルへの平等なアクセス、支援・奨励、持続可能性といった6項目から成ります。
この成果はビンズオン省が2016年からスマートシティ開発プロジェクトを展開しており、イノベーションとデジタル化に向けた経済変革を積極的に推進していることによるものです。ビンズオン省にとって、スマートシティは、交通管理や電子政府などのいくつかの課題を解決するために高度なテクノロジーを単に応用するのではなく、すべての要素が継続的に改善・革新・最適化される、ダイナミックかつ創造的なエコシステムでなければなりません。具体的な行動計画、および省内の人々、企業、組織の応援により、ビンズオン省は、「よりスマートで、よりよく、より住みやすい」ところになるために社会経済の新しい発展段階に入りました。「ビンズオン・スマートシティ(Binh Duong Smart City)」のファム・トゥアン・アイン事務局長は次のように語りました。
(テープ)
「2016年から、ビンズオン省は、社会における知識を幅広く普及させるために国・学校・企業という3者による連携モデルを展開しています。例えば、国は制度・体制の整備を担当するのに対し、学校は科学技術の研究開発を、企業は科学技術の応用と価値の創造を担います。これはビンズオン省の戦略的一貫性があり、5年連続で『Smart21』に表彰された理由となっています」
現在、ビンズオン省では、スマートオペレーティングセンター、Becamex ビジネスインキュベーター、先進製造センターなどデジタルおよびイノベーションのエコシステムが強力に開発されています。また、ビンズン省は、再生エネルギー、クリーンエネルギー、第4次産業の発展などに力を入れており、より持続可能な開発を目指しています。これは、テクノロジー分野に携わる企業、および質の高い人材の誘致に有利な環境を作り出すと評されています。ビンズオン省の今後の方向について「ビンズオン・スマートシティ(Binh Duong Smart City)」のファム・トゥアン・アイン事務局長は次のように語りました。
(テープ)
「まずは、イノベーションに基づいてビンズン省の労働生産性の向上を図るため、第4次産業の発展を促進すること。同時に、ビンズオン省の産業とサービス業とのギャップを縮めるために、サービス業をさらに促進すること。それに加えて、ビンズン省への投資誘致を強化するために国際的な基準を適用し、ハードとソフトの両方におけるインフラを整備するということです」
一連の画期的なプログラムやプロジェクトと、戦略的ビジョンの構築により、ビンズオン省は引き続き、スマートシティの構築で大きな進歩を成し遂げることでしょう。