ベトナム、汚職対策を促進

(VOVWORLD) - ベトナムの党と国家は、常に汚職防止対策を重要な任務とみなし、今後も促進していく決意です。この決意により、新型コロナウイルス感染症が拡大する背景においても、汚職対策が強化されています。
ベトナム、汚職対策を促進 - ảnh 1       (写真:noichinh.vn

1945年に政権に就いてからこれまで、ベトナム共産党は汚職の危険性を十分に認識し、その防止対策を優先課題と見なしてきました。また、汚職を社会主義的制度や、国の発展を脅かすものと見なしており、その防止対策に力を入れています。

この77年間、党の指導の下、汚職との闘いが積極的に行われています。汚職撲滅に関するベトナムの決意は党中央委員会、政治局、書記局の決議に示され、国家の法律に具体化されています。党は、汚職防止対策を党の活動から国の経済社会に至るまで、社会全体のあらゆる分野で進める方針を打ち出しています。第13回党大会から、党政治局や書記局、各委員会は、党建設や党内の綱紀粛正に関わる複数の政策を発布してきました。

一方、国会や政府、省庁は既存の政策・規定・法律を点検した上で、その改正・補充を行ってきました。したがって、汚職防止対策に関わる政策・規定・法律の効果と実行性が一段と高まっています。

近年、汚職防止対策活動は「例外はない」という原則に従って拡大され、国民の歓迎・支持・支援を受けています。新型コロナが発生してからこの2年間、ベトナム政府は「誰一人取り残さない」という方針を打ち出し、国民の健康・生命を保護するため、複数の政策を発布・実施しています。これらの政策は効果を上げ、感染症予防対策や、経済回復・発展などにも貢献しています。しかし、これらの政策を個人的な利益のために悪用する者もいます。こうした中、党と政府は問題解決のため、断固たる措置をとっています。

統計によりますと、2021年に、各レベルの検査委員会は法律に違反した618人の党員を懲戒処分にしました。また、党中央検査委員会は各レベルの党委員会と党員を対象に検査活動を強化しています。党中央委員会や政治局、書記局も多くのハイレベルな幹部を懲戒処分し、その中には党政治局が管理する32人の党員もいます。特に、同年、汚職に関わる390件の裁判が行われ、その中の10件は複雑なものであるとされています。

汚職防止対策作業は経済社会発展に寄与する傍ら、党と社会主義制度に対する幹部、党員、および国民の信頼向上に繋がっています。また、汚職防止対策作業の結果は、汚職との戦いへの党と国家の政治的決意を明確にしています。そして、ベトナムは今後も、汚職撲滅を目指し、その防止対策を強化していく方針です。

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