(VOVWORLD) - グエン・フ・チョン党書記長は、全党・全国民・全軍は一致団結し、2022年の任務を立派に果たし、繁栄する強固なベトナムの国づくりに全力を尽くしてゆくと強調しました。
既にお伝えしましたように、1月5日、2021年を総括し、2022年の任務を展開する政府と全国各地との会議がオンライン形式で開催されました。会議で発言に立ったグエン・フ・チョン党書記長は、2021年は新型コロナの深刻な影響を受けたにもかかわらず、ベトナムはかつてないほどの困難を乗り越えて大きな成果を収めてきたと明らかにし、こうした成果を活用した上で、2022年は経済社会の回復・発展に全力を尽くしてゆく必要があると訴えました。
会議で発表しているグエン・フ・チョン党書記長 |
新型コロナ予防対策について、チョン書記長は、世界と国内の感染状況を見極めた上で、新たな変異株を始め、コロナウイルスへの適切な対応策を講じなければならないと求め、新型コロナ予防対策マスタープランの効果的な展開は2022年の最優先任務であると強調しました。
経済社会回復発展プログラムの展開について、チョン書記長は、インフレ抑制、マクロ経済の安定、投資経営環境の改善、成長モデルの改革を含む経済構造の転換、経済の競争力向上などの重要性を強調するとともに、国のデジタル転換プログラムの促進、経済と社会のデジタル化、循環経済とグリーン経済の発展、気候変動対応をさらに進める必要があると要請しました。
また、チョン書記長は、経済社会の発展とともに、文化の発展も重視しなければならないと述べ、民族のよき伝統を発揮した上で、文明的かつ近代的な文化づくりを目指してゆくよう求めました。そして、国民の物心両面での生活の改善、新型コロナ禍で困難状態に陥った人と企業への補助、革命功労者・貧困者への支援、少数民族居住地と山間部の発展、環境保護も差し迫った課題であると明らかにしました。
さらに、チョン書記長は、国の国防・安全保障、政治的安定・社会秩序の維持を強化し、敵対勢力のすべての企みを失敗させるよう要請し、万が一に備えて準備することの重要性を強調しました。外交部門に対し、多国間対外活動の強化、世界各国及び国際組織との協力関係の深化、自由貿易協定のメリットの活用に力を入れてゆくよう求めました。
党建設と綱紀粛正について、チョン書記長は、中央レベルから末端組織に至るまでの党建設と綱紀粛正をさらに推進し、清潔で効果的な政府と各地の行政府を構築しなければならないと述べ、公務員などの能力と道徳を向上させるよう要請しました。こうした任務を実現させるために、党建設と綱紀粛正に関する党の決議を効果的に実施するとともに、「ホーチミン主席の思想・道徳・ライフスタイルを見習おう」運動をさらに精力的に展開する必要があるとしています。また、国民の注目を集めている汚職事件の調査・告訴を加速させ、汚職予防対策を一段と強化する方針を明らかにしました。
最後、グエン・フ・チョン党書記長は、全党・全国民・全軍は一致団結し、2022年の任務を立派に果たし、繁栄する強固なベトナムの国づくりに全力を尽くしてゆくと強調しました。