(VOVWORLD) -今年上半期に、海外へ派遣されたベトナム人労働者の数は7万2千人を超え、昨年同期と比べて1.5倍となり、今年通年の目標のおよそ66%を占めています。
(写真:baochinhphu.vn) |
労働傷病兵社会省所属海外労働者管理局によりますと、日本はベトナム人労働者3万4千人を受け入れ、労働者が最も多く受け入れる国となりました。そして、3万1千を受け入れる台湾が2位、1万6百人を受け入れる韓国が3位に立っています。そのほか、中国、シンガポール、ハンガリー、ルーマニアなどもベトナム人労働者を受け入れています。
現在、日本は職業技能が高い外国人労働者が長い間に在留できるように政策を改正しています。これは日本に在留しているベトナム人労働者の数の増加と権利強化にとってよいチャンスとなります。海外労働者管理局のグエン・ザー・リエム副局長は次のように語りました。
(テープ)
「日本は労働条件がよいため、多くのベトナム人労働者がひきつけられています。私たちはベトナム人労働者が支払うべき費用を減らすため日本の関連機関、受け入れ会社とも話し合いました。これは労働者の海外派遣会社の活動にも好ましい条件を提示しています」
韓国も多くのベトナム人労働者を誘致しています。この6か月間、ベトナムの労働傷病兵社会省のダオ・ゴック・ズン大臣と韓国の雇用労働部のLee Jung Sik大臣は韓国へ派遣されるベトナム人労働者の受け入れに関する覚書に調印しました。ズン大臣は次のように語りました。
(テープ)
「現在、韓国へ派遣されたベトナム人労働者の数はおよそ4万8千人に達し、月収は1千5百~2千米ドルです。これらの労働者は韓国の外国人労働者に対する雇用創出計画により、受け入れられたものです。また、ベトナムと韓国は季節労働者派遣計画を効果的に展開しています。ベトナムと韓国は社会保険協定も締結しました」
今年、ベトナムは海外へ労働者11万人を派遣する目標を掲げています。今後、海外労働者管理局は海外労働者の質的向上をめざす法律の草案を作成します。