汚職防止対策においてこれまでに達成した成果はベトナムが正しい方向で進んでいることの証と言えます。

汚職行為と譲ることはしない

ベトナム共産党の第13回大会は今後も、汚職と浪費、官僚主義などとの戦いを引き続き強化することを強調しました。グエン・フー・チョン党書記長の指示を実施して、各々の幹部や党員が汚職防止対策に対する自らの責任を認識できるよう、関連各機関は汚職防止に関する制度、政策、規制を早期に完備させています。

グエン・フー・チョン書記長が執筆した本を発表するセレモニー （写真：dangcongsan.vn）

2月1日にハノイで行われた記者会見で、ベトナム共産党中央内政委員会は、昨年、党中央委員会、政治局、書記局が党建設と綱紀の粛正、汚職防止などに関する50件の公文書を発行したと明らかにしました。

第13回党大会の会期が始まってから現在まで、中央委員会、政治局、書記局、汚職防止対策中央指導委員会は、党建設と綱紀の粛正、汚職防止などに関するおよそ100件の公文書を発行しました。検査、監督、監査、会計検査は足並みをそろえて実施されてきました。

昨年、各レベルの党委員会は汚職の理由に 459 人の党員を懲戒処分にしました。第 13 回党大会の会期開始以来、中央管理当局 105 名が懲戒処分を受けました。検査・監査部門は93億米ドルの資金を回収し、処理することを提案しています。特に、多くの大規模な汚職事件が起訴、捜査、処分されました。

中央内政委員会のグエン・タイ・ホック副委員長 （写真：TTXVN）

2023年、グエン・フー・チョン書記長が執筆した「汚職と断固かつ粘り強く戦い、ますます清潔で強い党と国の建設に貢献する」をタイトルとした本を発表した際、中央内政委員会のグエン・タイ・ホック副委員長は次のように語りました。

（テープ）

「汚職とのたたかいは、もはや後戻りできない傾向となっています。現在、汚職とのたたかいと党のトップである書記長の役割に関する、全国民の信頼は非常に大きいと言えます」

世論の支持を受けている

汚職との戦いにおけるベトナムの努力と決意は世論の支持を得ています。

（テープ）

「近年、グエン・フー・チョン書記長をはじめ、ベトナム共産党は汚職防止対策に深い関心を寄せてきました。幹部や党員が汚職行為をするならば、法律と国民の前に厳格に処分されました。これは国民に信頼をもたらしました」

ベトナムがこれまで汚職との戦いで収めた成果はこの戦いに対するベトナム共産党と政府の決意を示しています。汚職防止対策を効果的に行うことは国の今後の発展に役立つと言えることでしょう。