(VOVWORLD) - 子どもの教育・保護・ケアは常に、党や、国家、全社会の特別な関心を受け、社会保障の確保と持続可能な開発目標の実施に関わる最優先課題の1つと見做されています。パンデミックが流行っている現在、子どもを疫病から守ることは差し迫った問題となっています。
この数十年間、ベトナムの党と国家は子どもの教育・保護・ケアに関する複数の政策を発布・実施しています。2012年11月5日、党政治局は「新状況における子どもの教育・保護・ケアに対する党の指導強化」に関する指示20-CT/TW号を発布しましたが、その直後、国会や、政府、各地方、機関、団体はその効果的な履行を目指し、多くの措置をとってきました。
国会が子ども法を採択したことや、政府が2016∼2020年期における子ども保護プログラムと児童虐待防止対策国家行動計画を実施していること、子どもの教育・保護・ケアに関わる法律・政策が頻繁に点検・改正・補充されることなどはその証とみられています。また、各省庁や、機関、部門、地方、団体も子どもの教育・保護・ケアを効果的に促進しています。これにより、この事業は多大な成果を収めています。
具体的には、困難な状況に置かれる子供の割合は5%に低下し、困難な状況に置かれている子供の80%が支援を受け、子どもの教育・保護・ケアと児童虐待防止対策に関する全社会の認識が一段と高まっています。特に、困難な状況に置かれる子供をはじめ子どもの教育・保護・ケア活動は全社会の支援を受けています。
したがって、子どもの保護に関わるサービスの質が日増しに高まっています。現在、全国で、子どもの保護に関わるサービスを提供する施設は146か所あります。そのほか、数百か所の子ども支援センターも活動しています。
新型コロナウイルス感染症が流行っている現在、子どもは引き続き、全社会の特別な関心を受けています。今月1日から30日に、ベトナムは全国規模で、「子どものための行動月間2021」を行っています。そのテーマは、「疫病と自然災害から子どもを保護し、子どもの権利を確保する」となっています。その枠内で、各省庁、機関、地方、団体は様々な活動を行っています。
中でも、国防省や、文化スポーツ観光省、情報通信省、情報安全協会の共催による「生徒と情報安全問題」コンクールや、ホーチミン共産青年同盟中央委員会のサマープログラム、児童虐待防止対策に関する報道プログラム、インターネット空間における子供保護活動、子どもの保護のための緊急ホットライン111に関する宣伝活動などがあります。
「誰一人も取り残さない」という方針に従って、ベトナムは子どもの教育・保護・ケアに力を入れています。そして、今後も、子どもに健全な環境や、有利な条件を作り出していきます。これは国の発展・繁栄を目指すものとしています。