持続可能な発展を促進するベトナム

(VOVWORLD) - 46年前の1975年4月30日の勝利はベトナム民族の歴史に重要な転換点を作り出しました。あの日から、ベトナムは新しい発展段階に入り、持続可能な発展や、国際社会への参入事業を促進してきました。そして、今日も、ベトナムは自らの目標を堅持しています。

戦争終結以来、ベトナムは国の建設防衛事業を進めています。領土・領海を保護するために戦いながら、ドイモイ(刷新)事業を実施しています。敵対勢力の制裁措置と破壊活動や、経済面での困難、戦争後遺症などにより、様々な問題を抱えていますが、全国民の努力により、ベトナムは迅速に成長しています。

GDP=国内総生産の規模が140億ドル、1人当たりの年収はわずか250ドルの発展の遅れた農業国でしたが、ドイモイ事業が始まったわずか数年後、ベトナムは飢餓・貧困状態から脱出するようになり、工業化・近代化事業の実施を開始しました。

外交関係に関しては、2019年まで、ベトナムは国連加盟193カ国の中の189か国との外交関係を結んできました。2020年までは15件のFTA=自由貿易協定、16件の戦略的パートナーシップ、11件の全面的パートナーシップなどを締結してきました。71か国はベトナム経済を市場経済に認定しています。

特に、貧困解消事業の成果は奇跡と評されています。フォーブス・アジアが発表した年商が10億ドルを超えるアジア太平洋地域の企業200社のリスト2019年版には7社のベトナム企業が入りました。また、億万長者は5人もいます。さらに、ベトナムは、世界で最も魅力的な投資先の中で8位に立っています。国際社会への参入事業も重要な成果を収めています。2020年、ベトナムは同時にASEAN議長国と国連安全保障理事会非常任理事国を努めました。

今年、ベトナムは、GDPの成長率が6%に、1人当たりのGDPが3700ドルに達する目標を設定しています。その目標達成へ向けて、先進技術の開発・導入、生産性の向上、人材育成、成長モデルの完備、環境保護、国際協力などを積極的に進めています。

この46年間ベトナムが収めてきた成果は、今後の発展事業に重要な前提を作り出しています。そして、46年前の1975年4月30日の勝利はその始まりとみられています。ベトナムは今後も、その勝利の価値を発揮させ、国の持続可能な発展事業を促進していく方針です。

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