先頃、オーストラリアのアデレードで開催されたAVPI=オーストラリア・ベトナム政策研究所のセミナーに出席した多くの経済専門家は、「ベトナムは貿易投資環境の改善において顕著な進歩を遂げた。過去10年間で、ベトナムは経営活動の改善に向けた行政手続きの簡素化や、行政の透明性向上などを実現してきた」と確認しました。

地域の経済成長に貢献するベトナム

Asialink Business は、オーストラリア政府からオーストラリア国内にアジア対応能力のある労働力を育成する任務を与えられた、国立アジア能力センターです。

メルボルン大学に属するアジアリンク・ビジネス・ センターの最高経営責任者であるリー・ハワード氏は、過去10年にわたり、何度もベトナムを渡航し、ベトナムにおける貿易投資環境の変化と改善に向けた努力を目にしたと明らかにしました。

ドン・ファレル貿易・観光大臣

一方、オーストラリアのドン・ファレル貿易・観光大臣は、「ベトナム政府がインフラ開発に巨額を投資したことは迅速な経済成長に繋がる重要な要素である。特に、ベトナムは、ポジティブな企業文化を醸成してきた。ベトナムは地域の経済成長に大いに貢献している」と確認しました。

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「オーストラリアの 2040 年までの東南アジア経済戦略は、地域内の GDP 成長率が今後 20 年間で 3兆6千億ドルから 2040 年には 14 兆ドル近くまで急増すると予測しています。ベトナムはこのGDPの成長に貢献するモチベーションの一つです。今から2040年までのベトナムのGDP成長率は年間5%～7%に達すると予想されています。ベトナムにおける可処分所得が1万5千ドルを超える世帯数は2040年までに2000万世帯増加すると予想されています。その時に、ベトナムにおける中流層の消費者数は、オーストラリアにおける現在の消費者数の2倍以上になるでしょう」

「Aurecon」社の最高経営責任者であるアダムス氏

他方、エンジニアリング、デザイン、およびアドバイザリー会社「Aurecon」社の最高経営責任者であるルイーズ・アダムス氏は、過去数年にわたるベトナムの継続的な持続的成長率は、経済の力強い成長を示す指標である」と確認し、次のように語りました。

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「この持続的成長を続けた要因は、ベトナムが世界的な生産拠点になりつつあるためだと思います。その一方で、優れたスキル、若い人口、優れた教育制度、インフラ整備などの要素による貢献もあります。さらに、ベトナムが国際パートナーとの複数の自由貿易協定を締結し、経済成長にも貢献してきました」

ベトナムが前進するためのチャンスをつかむ

パイク氏

近年、ベトナムが達成した成果は、将来のチャンスをつかむことができる内なる力と決意を持つための土台となっています。オーストラリア・ベトナム政策研究所共同創設者であるレイトン・パイク氏は次のような見解を述べています。

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「驚異的な成長を遂げましたが、ベトナムは国内産業の発展にさらに注力する必要があります。特に、質の高い人材の育成、国内での大学教育に焦点を当てることも重要です」

強い決意を固めるとともに、チャンスをつかみ、利点を活用することにより、ベトナムはグローバルな市場における大きな役割を果たし、豊かな未来の構築に貢献しています。