民族の渇望と知恵を反映する党大会の文献

(VOVWORLD) - 第13回ベトナム共産党全国代表大会の文献は国民の意見を集約するために、10月15日から公表されます。これらの文献は、2025年と2030年までの国の発展目標や、2045年までのビジョンなどを定め、ベトナム民族の渇望と知恵を反映するものとみられています。 

第13回党大会文献は、前任期だけでなく、2011年綱領の実施状況や、ドイモイ(刷新)事業の35年間、及び、1991年綱領の実施状況などを総括し、2030年と2045年までの方向を提案する特別に重要な意義があります。

これに関し、中央理論評議会副議長を務めるタ・ゴック・タン教授・博士は次のように分析しています。

(テープ)

「このビジョンはそれぞれの時期における計画立案作業の指針となります。同時に、私たちが目指している目標も定めます。2045年をめどにする目標達成のため、全党、全国民の力を発揮させていく必要があります。国民のすべてが力を合わせ、党が設定する目標を実施するでしょう。」 

実際、ドイモイ事業が始まってから、ベトナムを工業国に発展させることは、党の終始一貫した政策となっています。1996年に行われた第8回党大会の文献にはこの問題が正式に取り上げられました。

それ以来、この問題は重要な目標でありながら、国の発展事業の原動力ともなっています。また、今後も不変的な目標とみられる見通しです。これらに関し、ホーチミン国家政治学院のファン・スアン・ソン教授・博士は次のような見解を表明しています。

(テープ)

「この目標はまだ達成されていませんが、我が国の発展を阻止し開発事業に影響を与えることを意味するものではありません。これは予測作業による問題です。国民全員がこれを期待し、実現するために全力をあげているといえます。」

また、ソン教授・博士は、「ベトナム共産党は国の戦略的問題をスムーズに解決できた」とし、次のように語りました。

(テープ)

「ベトナム共産党が各大会の文献に、民生問題や、外交問題、社会の差し迫った問題、国防・安全保障などあらゆる課題を盛り込むことは大きな成功だと思います。特に、各文献に定められている目標・任務を効果的に実施しています。例えば、昨年、政府は6つの目標を設定しましたが、すべてが達成、または、それを上回りました。党の路線は実際に合致するものといえます。」 

この90年間、ベトナム共産党は、国の発展事業を指導する役割を立派に果たし、正しい路線で、ベトナム民族を勝利から勝利へと導いてきました。そして、今後も、党の指導の下、ベトナム国民はさらに多大な成果を収めていくでしょう。


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