先ごろ、ベトナムのグエン・フ・チョン共産党書記長・国家主席は「第13回党大会の開催・国の新たな発展段階へ」をテーマにした記事を掲載しました。記事の中で、チョン氏は、ホーチミン主席の言葉を引用し、「党大会は党内団結を強化し、思想の面でも行動の面でもさらなる統一性を達成する」と明らかにし、第13回党大会は、党内団結を強化するチャンスであると強調しました。

グエン・フ・チョン党書記長・国家主席

今から60年前の1960年4月3日、ベトナム共産党の機関紙「ニャンザン」は、ホーチミン主席の記事を掲載し、その中で、「党大会は我が国の党と国民の革命事業の将来に関わるものである。党大会は党内団結を強化し、思想の面でも行動の面でもさらなる統一性を達成する。そのため、私たちは党大会の成功を確保するため、大会に提出される報告などについて詳細に討議し、様々な意見を出す必要がある」としています。ホーチミン国家政治学院所属党建設研究所のグエン・ミン・トゥアン所長は、これはホーチミン主席の貴重な教えであると述べ、次のように語りました。 

（テープ）

「これは、「団結・団結・大団結・成功・成功・大成功」というホーチミン主席の教訓です。党大会を行うたびに、この教訓を再び学び、今までのできたことと、これからの課題を明らかにする必要があります。私たちは事実を忠実に見て、残されている問題の原因とその解決策を見出さなければなりません。党大会は党内の団結をさらに強化し、より力強い党にするチャンスです。」

党大会の成功を目指すため、生前、ホーチミン主席は、「党員全員が意見を出せるように、党内の民主を拡大しなければならない」と指摘しました。ハノイ国家大学のド・クアン・フン教授は、それぞれの党員は自分の責任感を高め、党大会に提出される文書に関するディスカッションに積極的に参加する必要があると述べ、次のように語りました。

（テープ）

「チョン党書記長・国家主席が指摘しましたように、党大会に提出される文書の完備は重要な課題です。特に、国が新たな発展段階に入っているので、第13回党大会はより重要な意義を持っています。チョン氏のその記事を通じて、党の政治的決意に対する国民の信頼が裏付けられています。こうした政治的決意は今回の党大会の成功に貢献するでしょう。」

党大会の成功を示す要素の一つとは党幹部の選出と言えます。よい幹部を選出し、適切な仕事を委託することは必至の課題です。そのため、党大会の人事作業は非常に重要です。ベトナム共産党中央組織委員会のグエン・タイン・ビン氏は次のように語りました。

（テープ）

「党大会の人事作業をきちんと準備しなければなりません。次の任期の幹部を決めるので、今回の党大会の人事作業は非常に重要です。私たちは、道徳の面でも能力の面でも優れた幹部を選ぶために、民主性・平等性・客観性・透明性を確保しながら、規定に従って選出しなければなりません。ポストだけを狙う不正行為をする人を断固として排除しなければなりません。」

「第13回党大会の開催・国の新たな発展段階へ」をテーマにしたグエン・フ・チョン党書記長・国家主席の記事は党員と国民の支持を受けています。記事の内容が現実になることは第13回党大会の成功につながるはずでしょう。