経済開発に原動力をつけるインフラ整備

(VOVWORLD) - 先頃、ベトナム北部・南部双方で重要な交通インフラ整備プロジェクト4件が同時に稼働開始されました。
経済開発に原動力をつけるインフラ整備 - ảnh 1ディエンビエン空港の落成式

その中には空港1か所、高速道路2線、および大型斜張橋1基が含まれています。これらの工事の落成は大きな経済的意義があり、国の発展の推進力となるとしています。これらのプロジェクトの投資総額はおよそ7億7500万ドルにのぼり、計画通りに完成されました。

国家レベルの重要な工事

4つのプロジェクトはいずれも重要な交通インフラ整備プロジェクトであり、地元、地域、および全国の経済開発の推進力となっています。4つのプロジェクトの一つである北部山岳地帯ディエンビエン省にあるディエンビエン空港はディエンビエンフー作戦の勝利70周年を記念して、2022年1月22日に起工されました。これは北西部の国境地域にある6つの地方の唯一の空港であり、完成された暁に、同地域とメコン河流域諸国との航空連携の拡大に役立つとしています。一方、南部に、第2ミートゥアン橋とミートゥアン-カントー間の高速道路は南北高速道路東側路線の一部であるホーチミン市からカントー市を結ぶ全長120キロメートルの区間の最後の2件のプロジェクトです。この2件のプロジェクトの稼働開始はメコンデルタに沿った近代的な輸送回廊の形成に役立ち、南西部地域、とりわけティエンザン省、ビンロン省、ドンタップ省の社会経済開発のニーズに応えるものと期待されています。

経済開発に原動力をつけるインフラ整備 - ảnh 2

落成式で、ファム・ミン・チン首相は次のように強調しました。

(テープ)

「第1ミートゥアン橋のコンサルタント、設計、建設はほとんど外国によって行われましたが、第2ミートゥアン橋の建設はベトナム人が全て監督しました。これは我が国の発展度合いと能力を示しました」

交通インフラ整備に巨額のリソース

第13回共産党全国代表大会決議には「インフラ整備は3つの突破口の一つであり、その中で、交通インフラ整備、特に社会経済開発を促進するための高速道路ネットワークの拡充は特別な意義がある」と明記されました。第13回党大会の任期の開始以来、およそ730キロメートルの高速道路が開通され、ベトナムの高速道路の全長はおよそ1900キロメートルにのぼっています。また、南北および東西を結ぶ軸となるおよそ1700kmの高速道路が建設中です。これにより、ベトナムの高速道路の全長を2025年までに、およそ3千キロメートル、2030年までに、5千キロメートルに延長するという第13回党大会の目標が達成されるでしょう。チン首相は「交通インフラ整備を目指し、巨額のリソースが様々な適切な形で充てられるとともに、投資の社会化を促進するための適切な政策が講じられている」と明らかにし、次のように語りました。

(テープ)

「公共投資は成長の推進力の一つとなっています。ですから、公共投資、中でも国家レベルの重点的な交通インフラ整備プロジェクトへの投資を促進しなければなりません。これにより、経済開発や、新たな開発空間づくり、生産活動、雇用創出の促進が図られると思います」

ベトナムは2021年から2030年期の社会経済開発戦略の3つの突破口の一つの実現に取り組んでいます。4つの重要な交通インフラ整備プロジェクトの同期稼働開始は社会経済のさらなる開発に寄与するものとしています。

ご感想

他の情報