(VOVWORLD) -ここ数日、ハノイは快晴の日々が続いています。朝晩は涼しいものの、日中は日差しが出て残暑が厳しくなっています。皆さんのお住まいの街はいかがですか?
作曲家バンカオ |
ここ数日、ハノイは快晴の日々が続いています。朝晩は涼しいものの、日中は日差しが出て残暑が厳しくなっています。皆さんのお住まいの街はいかがですか?
ベトナムの著名な作曲家バンカオさん、本名グエン・バン・カオは、港湾都市ハイフォンで1923年に生まれました。彼は様々な名曲を作詞作曲し、中でもベトナムの国歌となっている「進軍歌」が有名です。バンカオさんは1995年、亡くなりました。ベトナムの音楽界と革命事業への大きな貢献により、彼はベトナム政府から、国の最高賞である「ホーチミン賞」を受賞しました。
今年はベトナムの著名な作曲家バンカオ(VAN CAO)氏の生誕100周年記念日です。さて、今年は彼の生誕100周年記念日にあたり、バンカオさんの不朽の名作をお届けしましょう。
でははじめに、「私の村」(Lang Toi)をどうぞ
「私の村は竹の緑に包まれ
夕暮れには教会から鐘の音が聞こえてきた
ビンロウジュと小船が川面(かわも)にかげを落とす
しかし、フランス軍が来て
家々を破壊した
鐘の音も聞こえなくなった
村の人々は遊撃兵になって戦い、敵を追い払った
やがて、私の村に平和が訪れた」
お聴きいただいた曲は「私の村」でした。
つづいて、「初めての春」(Mua Xuan Dau Tien)をどうぞ
「ツバメと共に春がやってきた
その日はいつもと同じようにやってきた
鳥のさえずりが聞こえる
家々から煙が立ちのぼる
しかし、この春は国が統一されて初めての春だ
母は戦場から帰ってきた息子に会える
夢に見た春がやってきた」
お聴きいただいたのは「初めての春」でした。
おしまいに、「収穫の日」(Ngay Mua)をどうぞ
「故郷に収穫の日がやって来た
稲穂は囁いて歌う
故郷の田んぼが黄色に染まる
収穫の日、村中がうきうきとした気分に包まれる
稲穂よ、香りの良い籾一つ一つが舞い落ちる
村のすべての人が収穫の日を楽しむ」
お聴きいただいたのは「収穫の日」でした。
いかがでしたか、皆さん、今日はバンカオさんの不朽の名曲をお届けしました。それでは今日の音楽散歩道はこれで終わります。来週、またお会いしましょう。