古都フエ

タオです。

ハノイはここ数日、気温がどんどん上がり、23度から26度までぐらいです。全く肌寒い感じはしなくなりました。皆さんのお住まいの街はいかがですか？

さて、今日のこの時間は古都フエにちなんだ愛の歌を紹介します。

3世紀にわたり3つの王朝の首都が置かれ、特にベトナム最後の王朝である阮王朝（1802-1945）が隆盛した歴史ある都としてベトナム中部の有名な古都には、ベトナムで最初に世界遺産に登録された「フエの建造物郡」があるほか、美しいお寺や庭、そしてどこか懐かしい素朴な田園風景が残っています。また、宮廷文化の面影を残す美しい宮廷料理や宮廷音楽、ベトナム中部ならではの海の幸や山の幸、そして季節ごとに種類や味わいを変えるさまざまな果物やデザートがあります。伝統を重んじ穏やかに時が流れるフエでの旅は、きっと都会の喧騒を忘れさせてくれることでしょう。

それでは、今日のこの時間は、そんな古都フエの愛の歌をお楽しみいただきましょう。

はじめに、Van Khanhが歌う「我が故郷の古都フヱ」（Rat Hue)どうぞ。

「君、自分のフエらしさを持ち続けてね

だって、フエらしさはすなわち君だからさ

君は、ぼくにとって空と土との縁（えにし）だ

君、自分のフエらしさを持ち続けてね

フエは君のように大人しく優しいから

このフエから遠く離れても、君を見るだけで心が落ち着く」

お聴きいただいた曲は、「我が故郷の古都フヱ」でした。

次に、「フヱの雨」（Mua tren pho Hue)をお聞きください。

「昼さがり、フエの街に雨が降る

雨音は私達の昔の思い出を物語る

君が傍にいることを私は感じていたのに

君は私のことを忘れてしまった」

お聴きいただいた曲は、「フヱの雨」でした。

ではおしまいに「愛するフエ」（Hue thuong ）をどうぞ

「愛するフエに戻る

あなたの詩を刻んだ菅笠

川岸であなたを待つ私

愛するフエに戻る

昔の歌声を思い出す私

昔の楽しく寂しく思い出は蘇る」

お聴きいただいた曲は、「愛するフエ」でした。

いかがでしたか、みなさん。今回は、古都フエにちなんだ愛の歌をお届けしました。今日の音楽散歩道はこれで終わります。来週、またお会いしましょう。