ハノイ市内のバス
リスナーの皆さんから寄せられたお便りを音楽と共にお送りするおしゃべりタイムの時間です。
ゴック こんにちは、ゴックです。
アン こんにちは、アンです。
ゴック アンさん、今日はVOV交通チャンネルで、交通文化に関する面白い記事を聞きましたよ。
アン えっ。どんなことですか。
ゴック バスに乗るときのことですが、お年寄りや、子供、身体障がい者に席を譲ることなどについてですが・・・
アン ああ、それ。私も聞きました。若者達の美意識が高まったようですね。ところで、バス内でお年寄りなどに席を譲ることについても、ベトナムと日本は違いがありますよ。ゴックさんが知っていますか。
ゴック 知っているけど、アンさんが私と同じ考えかどうかを聞きたいのです。
アン ええと、席を譲られたとき、ベトナム人の殆どすべてがすぐ受入れますが、日本人は、受入れる人もいれば、受入れない人も沢山いるということです。
ゴック そうですね。日本にいた時、そんな場面を何回か見ました。でも、その理由は何でしょうかな。
アン 私の考えで、2つあります。1つ目は自尊心だと思います。座らない人は「私はまだ元気で、立っていられる。年より扱いするな」と考えるかもしれません。2つ目は平等感です。「あなたも私も切符を買ったお客さん。あなたが先に乗ったので、その席はあなたが座る権利があります」と考えることもフェアと思いますが・・・
ゴック そうかもしれませんね。そして、ベトナム人がすぐ受入れる理由は、他の人の好意を拒否したくない態度を示すためですね。ベトナム人のやり方がいいか、または、日本人のやり方がいいか、いちがいに判断できませんが、その違いは面白いですね。では、お便りを紹介しましょうか。初めに三重県、津市のかわぞえ・みつのり さんからの10月24日受信のメールです。
― ベトナムの声放送局日本語課の皆さん、こんにちは。当地では穏やかな晴れの日が、続いています。日本には、秋のことわざとして秋の日の入りは井戸の中につるべを落とすように早いという意味の「秋の日はつるべ落とし」や空が高く澄み渡り快適でしのぎやすいという意味の「天高く馬肥ゆる秋」などがあります。ベトナムには、秋のことわざとしてどのようなものがありますか?では今回はこれで失礼します-と書いてくださいました。
アン かわぞえさん、お便り、ありがとうございます。秋に関する日本のことわざは面白いですね。ベトナムも秋に関することわざがあり、中でも、「秋の日はつるべ落とし」と同じくらい意味のあるのは「10月の日は1回笑うだけで暗くなる」ということわざです。
ゴック また、ベトナムでは旧暦8月は秋になりますが、夏の残暑が強いので、「8月の日差しでザボンもやけど」ということわざがあります。
アン 次に、岐阜県、美濃市の平野・せいいち さんからの10月6日受信のお便りです。
― 番組の感想では、“国際ニュース”の後にバヌアツの首相夫妻がベトナムを訪問したことを取り上げており、日本ではあまり馴染みのないバヌアツのどの位置にあるのか、産業や輸入品などバヌアツに何を輸出しているのか、在バヌアツベトナム人の数や両国が今後、どのような外交方針を取るのかについて短い時間ではありましたが、よく伝えていると思いましたし、興味深く拝聴することができました。最後に質問ですが、今回はバヌアツについて取り上げていましたが、現在、ベトナムと国交を結んでいる国はいくつぐらいになるのでしょうか?とのお便りでした。
ゴック 平野さん、お便りどうもありがとうございます。この日本語放送が平野さんのお役に立ち、嬉しく思います。
アン さて、ご質問についてですが、これまで、ベトナムは180カ国以上と国交を樹立してきました。その中で、日本や、フランス、ロシアなど13カ国と戦略的パートナー関係を、そして、オーストラリアや、ニュージーランド、デンマーク、アメリカの4カ国との全面的パートナーシップを結びました。
ゴック 平野さん、今後もご質問や、ご感想など、またお寄せくださいね。続いて、一ヶ月以上のお便りですが、神奈川県、川崎市のおいかわ・かずあき さんからの9月25日受信のメールです。
― ベトナムの声放送日本語課の皆さん、こんにちは。今日の放送も良好に受信できました。今日の「おしゃべりタイム」を楽しく拝聴させていただきました。ハノイも秋を迎えた様子が述べられていますが、こちら日本の首都圏も本格的な秋が近づいてきているようです。韓国の仁川ではアジア大会が始まりましたね。先日、男子の体操でベトナムの選手が活躍しているのを見て応援しました。ベトナムではおそらくサッカーが最も人気のあるスポーツ競技だと思いますが、どのようなスポーツに人気がありますか?又、日本では大相撲の秋場所が両国国技館で始まりましたが、最近の大相撲では外国出身の力士たちが大活躍していますが、まだベトナム出身の力士を見たことがありません。ベトナムでは日本の大相撲の認知度はどのようなものでしょうか?とのお便りでした。
アン また、10月2日受信のメールで、おいかわさんは「10月に入り、こちら日本の首都圏でも本格的な秋の予感を感じさせるような気候になってきました。ところで、ご存知かもしれませんが、先日、木曽の御嶽山さんが噴火して、戦後、最悪の火山災害となりました。いつ何が起きるかわからないと実感しました。ベトナムでは地震や火山の話題を聞いたことがないのですが、これまで御嶽山のような火山災害が起きたことはあるのでしょうか?と書いておられました。
ゴック おいかわさん、お便りどうもありがとうございます。おいかわさんからのご質問に順番にお答えします。まず、スポーツについてですが、おいかわさんがおっしゃるように、サッカーは一番人気ですが、他のものもあります。例えば、テニスや、水泳、自転車レースなどです。
アン さて、日本の大相撲についてですが、ベトナムでは知名度が高いといえます。ベトナム人は大相撲を日本のシンボルの1つと見做していますよ。また、これを冗談に冷やかすこともあります。
ゴック そうですね。肥った子がいると、「お前は大相撲の力士になりたいの」ということですね。
アン 次は、火山被害についてですが、幸いながら、ベトナムにはありません。
ゴック 次に、千葉県四街道市の竹内ひろのりさんからの9月6日受信のメールです。
― ベトナムの声の新聞とはどのようなものでしょうか。街の売店で売られる普通の新聞でしょうか。また、ベトナムで発行部数の多い新聞は、何という新聞でしょうか。とのお便りでした。
アン 竹内さん、お便りどうもありがとうございます。竹内さんはベトナムの新聞にもご関心をお持ちですね。
ゴック VOVの活字新聞についてですが、以前は他の新聞と同じように街の売店などで売られましたが、1年前から、無料で配布されるものになりました。
アン そうですね。VOVは政府の非営利報道機関なので、誰もがその新聞を読めるようになることが主な目的です。さて、発行部数の多い新聞は、ベトナム共産党機関紙「ニャンザン(Nhan Dan、人民)」、VOVの活字新聞「ティエンノイベトナム(Tieng noi Viet Nam、ベトナムの声)」、ベトナム労働総連盟機関紙「ラオドン(Lao Dong、労働)」や、青年連合会機関紙「タィンニェン(Thanh Nien、青年)」、司法省機関紙「ファプルアト(Phap Luat、法律)」などの順となっています。
では、最近、お便りとメールをお寄せくださった方々をご紹介します。
神奈川県、川崎市の おいかわ・かずあき さん
富山県、高岡市の こまち・ひでひこ さん
群馬県、渋川市の 鈴木・よしかず さん
埼玉県、狭山市の 森井・しんいちろう さん
埼玉県、飯能市の さいとう・えいじ さん
千葉県、四街道市の 竹内・ひろのり さん
福岡県、北九州市の にのみや・けんき さん
福井県、福井市の 西村・としや さん
東京都、足立区の あいかわ・おさむ さん
東京都、豊島区の おがさわら・たかし さん などの方々です。
リスナーの皆さん、お便り、いつも ありがとうございます。これからも引き続きこの放送をお聞きになって、たくさんのお便りをお寄せくださいね。私たち、日本語課スタッフ一同心からお待ちしております。
お便りの宛先はThe voice of Vietjnam 45 Ba Trieuつづりは び・えい・てぃ・ある・あい・い・ゆ・ハノイです。そして、日本語放送のイーメールのアドレスはjapanese@vov.org.vn です。 それでは、来週のこの時間に又、お会いしましょう。
ご機嫌よう