リスナーの皆さんから寄せられたお便りを音楽と共にお送りするおしゃべりタイムの時間です。
ゴック こんにちは、ゴックです。
アン こんにちは、アンです。
ゴック アンさん、先週、人間国宝といわれるブー・トァン・サン( Vu Tuan San)先生は100歳の誕生日を迎えましたね。
サン先生
アン そうですね。サン先生はハノイ市内に住み、漢字と漢字をもとにして作られたベトナム独自の文字チュノムを研究する有名な学者です。漢字とチュノムの研究、翻訳に関する先生の数多くの書籍が出版されましたね。
ゴック そうですね。先生の誕生日に当たり、9日、チュオン・タン・サン国家主席は先生に書簡を送りましたし、花束を寄贈しました。
アン 書簡の中で、主席は「民族の伝統的文化が次の世代に伝える必要がある」と訴えた上で、サン先生の多大な貢献に感謝の意を表明しましたね。
ゴック そうですね。では、お便りを紹介しましょうか。初めに兵庫県、ひめじ市の ラジオネームM4 さんからの2月1日受信のお便りをご紹介します。
― 何とも不安定な受信コンディションでした。前半は電波自体が強く混信も抑えて何とか聴こえていたのですが、後半になると電波強度が低下し、殆ど聴こえなくなってしまいました。この調子なら暖かくなる春まで待たないと良好なコンディションは望めないのかもしれません。ところで、今日の特別番組でベトナムのGDP成長率などのコメントがありましたが、これは西暦で計算しているのでしょうか?旧正月といっても西暦では、ほぼ1ヶ月経過しているので、今頃2014年の目標数値を紹介されても少々疑問が湧いてきます。日本でも2014年度と言えば4月スタートなので、それと同じ考え方で宜しいのでしょうか?但し、そうすると世界標準で比較する事は難しくなります。頭を悩ませてしまう次第です。 と書いておられました。
アン M4さん、お便り、ありがとうございます。受信状態が不安定で、すみません。技術部に報告しましました。
ゴック さて、M4さんからのご質問についてですが、取り上げられたデータは西暦2013年12月末までのものですから、2013年のものです。単純ミスですが、すみません。でも、ベトナム人にとって伝統的正月テトまでが前年度であり、その一年を振り返るのは確かです。毎年のテトにあたり、1月1日から12月31日までの統計をご紹介しています。
アン 会計年度についてですが、ベトナムは日本のように4月1日から3月31日までではなく、1月1日から12月31日までです。では、次に、3月1日のリクエスト音楽番組に感想をお寄せくださった粉川・和夫さんからのお便りをご紹介します。
―こんにちは。今日初めてこのサイトを知りました。ある歌を探していて、ここに至りました。その歌というのは1970年頃に日本のラジオ番組で聴いた歌です。ある日本のフォークシンガーがベトナムの歌として紹介していました。歌の題は「ベトナムの娘は」という題だったと思います。女性が歌っていました。一度聴いただけですが、そのメロディーをずっと覚えています。4拍子で4小節のメロディーを繰り返すようなメロディーでした。歌いだしは原語でベトナムと言ってました。この歌わかるでしょうか?とのお便りでした。
ゴック 粉川さん、メールありがとうございます。「ベトナムの娘」というタイトルを持つ歌が沢山あります。数百曲に上り、作詞作曲家の名前がわからないと、調べようがありませんね。
アン そうですね。でも、1970年代のものとしては、作詞作曲家フン・ラン(Hung Lan)の歌かもしれません。粉川さん、グーグルで探してみてください。まず、フンランさんの名前と歌の題名をローマ字で入力してください。フンランさんの名前のローマ字は「H・U・N・G L・A・N 」、そして、歌の題名のローマ字は「C・O G・A・I V・I・E・T」です。それも分からないときは、再度、私たちのホームページにアクセスしてください。
ゴック 粉川さん、調べてみて、正しいかどうかを確認してから、私たちにメールを送ってくださいね。どうしても分からないときは、ほかの作詞作曲家の歌を推薦します。では、次に、福岡県北九州市の・にのみや・けんき・さんからの1月19日受信のお便りをご紹介します。
― 今日は少数民族の話がありましたが、ベトナムの少数民族はベトナム語が話せますか?それとも民族独自の言語があるのですか?また、言語で思い出したのですが、ベトナムの国歌がかっこいいのでベトナム語の歌詞を覚えて歌えるようになりました。歌って思ったのですが、ベトナム語と中国語は似ていますか?過去に支配下におかれていたからでしょうか?一番似ているのは広東語でしょうか?また、現在、ベトナムでフランス語はどのくらい通じますか?とのお便りでした。
アン にのみやさん、お便りどうもありがとうございます。ベトナムの少数民族の言語についてですが、それぞれの民族は独自の言語があります。でも、ベトナム語は国語なので、少数民族の殆どがベトナム語を話せます。
ゴック そうですね。さて、ベトナム語についてですが、いくら中国語の支配下にあったとはいえ、発音や、文法が全然違います。もちろん、日本語と同じように、広東語を含め漢文の影響は多少あります。多くが漢越語となっているのはルーツが中国語にあるせいでしょうね。ですから、日本語のものと似ているものもあります。
アン そうですね。例えば、日本語も「大学」という言葉はベトナム語で「Dai hoc」となります。または「注意」は「Chu y」となります。
ゴック さて、フランス語についてですが、ベトナムは約100年間、フランス植民地主義者の支配に置かれていましたので、フランス語の影響がかなり多いです。
アン そうですね。具体的な統計はありませんが、フランス語ができる人の数は、英語に次いで、多いです。特に、各外国語大学の学生の間には、約6分の1がフランス語を勉強しています。そして、ベトナムはフランコフォニーいわゆるフランス語圏諸国会議にも参加しています。続いて、神奈川県、横浜市のおのざわ・さかえ さんからの2月28日受信のメールをご紹介します。
― ベトナムの声放送局のみなさん、こんにちは。横浜在住の小野澤です。今年2度目の受信報告となります。今年に入ってから、仕事の都合でなかなか夜の放送を聴くことができず、加えて、当地では朝の受信状態が芳しくないため、受信報告できていませんでした。本日は久しぶりに夜の放送を拝聴することができ、うれしい限りです。また、受信状態も上々で、ハーさん、ゴックさんなど日本語放送スタッフのみなさんのお声を久しぶりに聴くことができました。みなさんの声をラジオを通じて聴くと、本当にほっと落ち着きます。これも、昨年の入院中に継続して貴局の放送を聴き続けた影響なのかもしれませんね。たまたまではありますが、本日の放送ではベトナム音楽を聴くことができませんでしたので、その点が少し残念ですが、3月にはもう少しラジオが聞ける状況になると思いますので、いまから楽しみにしておりますと書いておられました。
ゴック おのざわさん、お便りどうもありがとうございます。私たちへのおのざわさんの暖かいお気持ちは大きな励ましとなっています。
アン おのざわさん、今後も時間を作って、この放送をお聞きになって、お便りをお寄せくださいね。音楽はインターネットからいつでも聴けますから、お聞きのがしのときは、是非、ホームページからトライしてみて下さい。
では、最近、お便りとメールをお寄せくださった方々をご紹介します。
1. 愛知県、名古屋市の みむら・ひであき さん
2. 愛知県、一宮市の 鈴木・よしあき さん
3. 神奈川県、にのみやまちの 関本・まさる さん
4. 神奈川県、川崎市の おいかわ・かずあき さん
5. 福岡県、筑紫野市の せきや・ふみのり さん
6. 東京都、世田谷区の いけだ・こういち さん
7. 東京都、台東区の うえたけ・あつお さん
8. 東京都、西東京市の すがい・かずひろ さん
9. 東京都、足立区の あいかわ・おさむ さん
10. 東京都、新宿区の 加藤・すぐる さん
11. 岡山県、津山市の 前田・あきお さん
12. 京都府、亀岡市の ひらい・ひさはる さん
13. 静岡県、浜松市の いしくれ・たいいち さん
14. 兵庫県、いなみ ちょうの ふるいえ・とおる さん
15. 群馬県、渋川市の 鈴木・よしかず さん
16. 埼玉県、狭山市の 森井・真一郎 さん
17. 大阪府摂津市の・こはら・みきお・さん
18. などの方々です。
リスナーの皆さん、お便り、いつも ありがとうございます。これからも引き続きこの放送をお聞きになって、たくさんのお便りをお寄せくださいね。私たち、日本語課スタッフ一同心からお待ちしております。