ハー リスナーの皆さん、今日は、ハーです。
アン 今日は、アンです。3月下旬から4月にかけては、日本では、桜の開花シーズンですが、こちらハノイの多くの通りでは、オレンジ色の無優樹の花が美しく咲いています。
ハー これを見ると「そろそろ初夏だよ」と告げている感じですね。ところで、アンさん、同じ動物の鳴き声を聞いても、日本人とベトナム人では違う聴こえ方をするようですね。
アン そうですね。幾つかの例を挙げてみましょうか。犬の鳴き声は日本では「ワン・ワン」ですが、ベトナムでは「ガウ・ガウ」です。「ガウ・ガウ」はベトナム語で「ダウ・ダウ」、日本語の意味で「何処・何処」と言う発音に近いですね。
ハー そうですね。分析したら面白いでしょうね。また、猫の鳴き声は、ベトナム語では「メオ・メオ」ですが、日本語では「ニャオ・ニャオ」とか「ニャーオン」だそうです。でも、ニャオと言えば、ベトナム語で猫をメオと言いますから、日本人は「ニャオ」の鳴き声で、「メオ」と覚えるので簡単ですね。
アン 猫が出れば、ネズミですね。ベトナム語でネズミは「チュオット」ですが、日本では「チューチュー」と鳴くそうですね。ベトナムは「チッチッチッチ」です。
ハー 家畜の雄鶏は日本で「コケコッコー」だそうですが、ベトナムは「オーォオッオー 」です。表記は違いますがメロディは同じですね。
アン そうですね。豚は、日本では「ブーブー」ですが、ベトナムは「エックエック」と鳴きます。牛は、日本では「モウモウ」ですが、ベトナムは「ボォーボォー」ですね。
そして、赤ちゃんは、日本では「オギャーオギャー」ですが、ベトナムは「オエーオエー」と泣いて生まれてきます。
ハー 動物の鳴き声をめぐる日本とベトナムの表現の違いが沢山あると思いますが、長くなるのでこのくらいにしておきましょう。
では、早速お便りの紹介を始めます。始めに、群馬県しぶかわ市の鈴木よしかずさんからの3月26日受信のメールをご紹介します。
「日本語課の皆様こんにちは。お変わりありませんか。日本の各地から桜の開花や満開情報が伝えられています。当地でのも2~3日内には開花するでしょう。今年の入学式は桜の花の下で迎えられそうです。ベトナムにはお寺が沢山有るのですね。お寺の全部が公開されている訳ではないと思います。それぞれのお寺には僧侶が必ずおられるのですか。それとも規模が大きいか歴史的のあるお寺だけでしょうか。曜日は違いますがベトナム54民族の色彩を聞いての質問です。少数民族の人口の多い民族と少ない民族のそれぞれベスト5はどの民族ですか。異なった民族間の結婚は行われておりますか。」
アン 鈴木さん、メール有難うございます。今ごろ、桜は満開を過ぎたでしょうか?鈴木さんはきっと花見を楽しんでいる頃かもしれませんね。
ハー ところで、ベトナムのお寺についてですが、現在、全国に14.775のお寺があります。
アン ベトナムでは大多数が仏教徒ですね。お寺の大きさなどを問わず、どんなお寺でも全てに住職がいます。
ハー 鈴木さんも、ベトナムの民族について興味をお持ちのですね。ちなみに、同じ質問を下さった神奈川県にのみや町の・まさる・せきもと・さんからの3月17日受信のお便りをご紹介して、お答えしましょう。
「サン国家主席の日本訪問ということになり、日本とベトナムの関係が強化されることを望みたいです。今日の放送から、ベトナムがフランス語圏の重要な国家として現在もアジアの一角を占めているのは凄いことと思いました。ベトナムは中国とは違うと思いましたし、グローバル化はとてもやりやすいと思いました。ベトナムの54民族ですが、中国よりも多くの民族がいるのでこのことはとても大変なことと思いました。モン族はその中でよく名前を聞く民族ですが、まじめな働き者の人たちであることが分かりました。ちなみにベトナムは何族の人たちが多いのでしょうか?ベトナムのことは色々と分からないことが出てくると思いました。」
アン 関本さんお便り有難うございます。さて、鈴木さんと関本さんのベトナムの民族に関するご質問についてお答えします。ご存知のように、ベトナムでは54の民族が共存しています。そのうち、キン族つまりベトナム人が人口の86%ぐらい占めています。残りの人口1100万人が少数民族です。
ハー 人口百万人ほどがいる民族のベスト5は、ティ(Tay)族、タイ(Thai)族、クメール(Khome)族、ムオン(Muong)族、及び華(Hoa)族です。
アン そして、人口20万人から1千人までの人が居る民族のベスト5はオドゥ(Odu)族、ボラウ(BoRau)族、ロマム(RoMam)族、プ・ペオ(PuPeo)族、そしてシラー(ShiLa)族です。
ハー 各民族は仲良く暮らしており、法律上も平等ですから、異なる民族間の結婚もありますよ。
アン そうですね。次に、兵庫県いなみ町の・ふるいえ・とおる・さんからの3月15日受信のメールをご紹介します。
「 "ベトナムの声"放送・日本語課の皆さん、こんばんは。
今日の放送では「春にちなんだ歌」特集で、春らしい曲が紹介されました。春になった気分を味わうことができました。日本では、まだまだ「三寒四温」で寒い日もありますが、日中日差しがあると随分暖かくなりました。各地の梅の名所からも、満開の情報がたくさん届いていますし、我が家の梅も家の裏にあるため日当たりが良くないのですが、ようやく満開になってきました。ベトナムでの現在咲いている花の情報もいろいろ教えてください。ちなみに、以前もらったベリカードには桜の花が描かれたものがありましたが、ベトナムには梅はあるのですか?もしあるとしたら日本のように果実は梅干しや梅酒などのように利用するのでしょうか?」
ハー 古家さん、メール有難うございます。こちらにも梅はありますよ。でも、梅は北部山岳地帯でしか栽培できません。
アン そうですね。3月中旬頃からは梅の収獲シーズンです。ハノイ市内の市場では梅がもう出ましたね。
ハー ベトナムでは、梅の果実は、多分日本と同じように、梅干しや梅酒の他、梅ジュースに利用されています。
アン でも、ベトナム人は蒸し暑い夏に、ほんのり甘酸っぱい梅ジュースを良く使いますよ。
では次に、神奈川県 かわさき市の・おいかわ・かずあきさんからの3月27日受信のメールをご紹介します。
「ベトナムの声放送日本語課の皆さん、今日の放送も良好に受信ができました。
こちら日本では春一番が吹き、先日、私の在住している首都圏では桜の開花が発表されました。いよいよ本格的な春が到来します。ところで、こちら日本では4月から消費税が5%から8%にアップします。生活上では経済的な負担が実感されそうです。ベトナムでは消費税はどの様になっているのでしょうか?税率はどのくらいで、物品によって課税率が変わるのでしょうか?番組で取り上げていただければ幸いです。」
ハー 及川さん、メール有難うございます。今回は、ベトナムの関税についてご関心をお持ちのようですね。実は、ベトナムでは、消費税はありません。ただ、お酒、ビル、タバコなど健康に良くない製品に対する特別消費税があります。
アン そうですね、でもその代わりベトナムにも日本の消費税に当たる付加価値税という税金があります。 税率は、0%、5%、10%ですが、品目によって税率が変わります。
アン では最近お便り、メールをお寄せくださった方々をご紹介します。
・ 群馬県たかさき市の・まつおか・あきお・さん
・ 福島県福島市の・いけだ・みのる・さん
・ 福島県いしかわ町の・いくお・あずはた・さん
・ 茨城県ひたち市の・あかつ・しょういち・さん
・ 栃木県おおたわら市の・おがさわら・ひろゆき・さん
・ 東京都ひの市の・しげのぶ・しょうた・さん
・ 東京都たいとう区の・うえたけ・あつお・さん
・ 神奈川県よこはま市の・たんの・ひでお・さん
・ 神奈川県さがみはら市の・むらまつ・じょうじゅん・さん
・ 神奈川県にのみや町の・せきもと・まさる・さん
・ 長野県こまがね市の・きたむら・ただお・さん
・ 岐阜県みたけ町の・わたなべ・まさる・さん
・ 岐阜県岐阜市の・いまお・よしひろ・さん
・ 静岡県はままつ市の・いしくれ・たいち・さん
・ 愛知県名古屋市の・たけうち・けんじ・さん
・ 愛知県こまき市の・たぐち・のりずみ・さん
・ 愛知県名古屋市の・きたぐち・かつひこ・さん
・ 愛知県名古屋市の・きたの・まさと・さん
・ 三重県つ市の・やまなか・たかふみ・さん
・ 兵庫県いなみ町の・ふるいえ・とおる・さん
・ 兵庫県ひめじ市の・ラジオネームM4さん
・ 香川県たかまつ市の・とよた・こうじ・さん
・ 福岡県おかがき町の・ほかむら・ふみと・さん
・ 福岡県北九州市の・ふなこし・たかお・さん
などの方々です