ゴック リスナーの皆さん、今日は、ゴックです。
アン 今日は、アンです。日本では、このところ、蒸し暑い日々が続いていると聴きましたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
ゴック リスナーの皆様もお身体に気をつけてくださいね。ところで、アンさん、日本人の家庭に何度も食事などを楽しんだ事があるそうですね。
アン はい、ありますよ。どうして?
ゴック 食事をする時とかお茶を飲む時に、何か気に入った事はありましたか?つまり、ベトナム人と違う点ということです。
アン ええと、なんだっけな。あ、それは、日本では家族1人ひとりに箸や茶碗、コップなどの器が割り当てられるということです。もちろん、私は来客ですから、来客用の食器で使いました。
ゴック そうそうです。ベトナムにはそういった習慣がなく、同じようなデザインの箸や食器を共用で使いますからね。
アン その他に、一般的なベトナム人の食卓では、主食のご飯、おかず以外に、スープを入れた大きな器があります。この器にはレンゲやスプーンが添えてあります。器を持ち上げず、スープはレンゲやスプーンですくって飲みます。
ゴック 和食にはこの習慣はありません日本では器を手に持ち直接口を着けて頂きますね。同じ器を使っても、手に持つ持たない、色々習慣の違いは面白いですね。
アン そうですね。では、ここで、お便りの紹介を始めましょう。始めに、神奈川県かわさき市の・おいかわ・かずあき・さんからの7月3日受信のメールをご紹介します。
「ベトナムの声放送日本語課の皆さん、今日の放送も良好に受信できました。
ところでこちら日本の首都圏では暦では梅雨の最盛期ですが、思いのほか雨が降らず大気が不安定なため局地的にゲリラ豪雨があったりします。梅雨の期間は雨が降らなくてもジメジメしています。
話は変わりますが、私の家内はフラワーショップで働いており、家庭でもバルコニーでガーデニングをしたり、部屋の中では四季折々の草花を飾ったりしています。最近は夏物が出回ってきたようで、我が家では今、グラジオラスを部屋に飾って楽しんでおります。日本では夏を代表する花といえば、ヒマワリやアサガオがありますがベトナムでは暑い季節を代表する花にはどのようなものがあるのでしょうか?番組内で取り上げていただければ幸いです。」
ゴック 及川さん、毎週のようにメールをお寄せくださり、有難うございます。今回は、ベトナムの花にご関心をお持ちでしょうね。ちなみに、三重県つ市の・かわぞえ・みつのり・さんは7月19日受信のメールの中で、次のように同じ関心を示しました。
「 ベトナムの声放送局日本語課の皆さん、こんにちは。
我が家では朝顔の花が、咲いてます。いろいろな色の花が、咲いて綺麗です。日本では夏の花と言えば朝顔やヒマワリなどが知られています。ベトナムでは夏の花と言えばどのようなものがありますか?お答え頂けましたら、有難いです。」
アン かわぞえ・さん、メール有難うございます。ベトナムでは、夏の花といえば、先ず一番思い出すのは、火炎樹の花です。この花は、4月下旬から咲き始め、初夏を告げる花といわれています。
ゴック そうですね。次は、テッポーユリ、蓮、ヒマワリ、アサガオ、ハイビスカスなどです。では次に、沖縄県なご市の・なかむら・しょうじ・さんからの7月21日のお便りをご紹介します。
「こんばんは。今回は日本のお盆のことを書きます。現在、日本のお盆の多くは陽暦8月15日に行ないますが、農暦(正式には太陰太陽暦)で行なうところもあります。ここ沖縄県のお盆は農暦7月15日に行ないます。正式には、農暦7月13日から16日に行なうのですが、さすがに長すぎるので農暦7月15日だけで行なう所が多いです。各家庭でお祈りしたり、エイサーというダンスをします。そこで、質問です。ベトナムにもお盆はありますか?」
アン 中村さん、お便り有難うございます。ベトナムでも、日本のお盆のような行事『Tet Vu Lan』、つまり「盂蘭盆会」がありますよ。
ゴック この行事は、先祖供養の儀式で、仏教徒の重要な行事の一つとされていますので、毎年の旧暦の7月15日に行なわれます。陽暦の場合、今年は、今週の日曜日8月10日に当たりますね。でも、家庭の都合によって、その儀式はその日ではなく、その前に行なうこともできます。
アン ベトナム人の風習では、盂蘭盆会は、無縁仏の冥福を祈る儀式でもあります。ですから、盂蘭盆会が行なわれることにより、無縁仏は供物を受けることができるからです。
ゴック 無縁仏は空腹でありながら、粗末な衣類を着用した格好だと思われるので、一般的な供え物は紙製のお金や衣服、お米、塩、おかゆ、お菓子、果物、オコワなどが含まれます。供養の儀式を終えた後、お米や塩を庭先にまき、子どもやホームレスの人にお菓子や果物を配るというものです。
アン 次に鹿児島県鹿児島市の・にしのはら・ひとし・さんからの7月14日消印のお便りをご紹介します。
「ベトナムの声放送局の皆様。暑中お見舞い申し上げます。
サッカーのワールドカップはドイツの優勝で終わりましたが、私は決勝戦を見ながらふとベトナム語ではドイツのことをなんと言うのだろうと思いました。また、3位になったオランダはベトナム語では日本語とはかなり違った言い方をするのではないかと思うのですが、実際のところはどうなのでしょうか?そして、何より日本をベトナム語では何と言うのか知らないことに気づき、ぜひ知りたいという気持ちでいっぱいになりました。そこでよろしければ、ベトナム語での国名の言い方について少し教えていただけないでしょうか。宜しくお願いします。」
ゴック 西ノ原さん、いつも読みやすい手書きのお便り、ありがとうございます。今回は、国名のベトナム語で知りたいのですね。
アン ドイツはベトナム語で「DUC」(独)、フランスは「PHAP」(仏)、オランダは「HA LAN」(和蘭)、そして日本は「NHAT BAN」と呼ばれています。発音はちょっと難しいですが、何回も繰り返しますと、覚えられると思います。
次に、愛知県とうごう町の・たき・かずひと・さんからの・7月5日受信のお便りをご紹介します。
「私の母が目の手術(白内障)を受けました。5月31日に右目、6月28日に左目でした。貴国で白内障の手術を受けられる方は数多くいらっしゃいますか?」
ゴック 滝さん、お便りありがとうございます。ベトナムでは、白内障に悩む人の数は毎年増加しているそうです。全国的には、毎年、新たに罹う人数は人口の1%に占めるおよそ8万5千人にのぼっています。人口でも、医療の先進技術の導入のお陰で、最近、白内障の手術を受ける人は増えてきました。
アン その他、幾つかの眼科病院では、70歳以上の高齢者を対象に白内障の手術を無料で行なうというキャンペーンが時々行われる為、貧しい白内障の患者さえも手術を受けられるようになりました。
ゴック 白内障の手術のお陰で、多くの人々は視力が回復されていますね。
アン では最近お便り、メールをお寄せくださった方々をご紹介します。