夏を告げる火炎樹「ホアフォン（Hoa　Phuong)」

ソン リスナーの皆さん、こんにちは、ソンです。

タオ こんにちは、タオです。皆さん、お元気ですか？暦では立夏は5月５日からでしたね。

ソン ハノイを始め北部各省では初夏らしい蒸し暑い日々を過ごしています。そちら日本の初夏は如何でしょうか？

バンランという紫の花

タオ ではここでお便りの紹介を始めましょう。初めに、愛媛県まつやま市の・たなべ・つねよしさんからの4月5日消印のお便りをご紹介します。

「こんにちわ｡

中学生の頃に熱中したBCLをまた楽しみたくなり、半世紀近くも前のラジオを入手し、メンテナンスをして使用しています。昔と違って安くて高性能のラジオはいくらでもあるのですが、アナログタイプ の不便さが何故か心地良いですね。しかし昔と違い受信に不向きなRC造(鉄筋コンクリート構造)の住居が増え、ノイズを発生させる家電製品が室内に溢れてしまい電波での聴取は難しい時代になってしまいました。

インターネットが発達した現在にリスナーとして戻ってきましたが、音質の悪い短波放送をわざわざラジオで聴く意味はあるのだろうかとふと考えさせられます。でも、やっぱり私は遥か彼方から飛んでくる電波を苦心してキャッチし、アナウンサーの皆様と同じ時間を共有し、まだ見ぬ国に思いをはせて耳を澄まし胸ふくらませるラジオが大好きです。

スタッフの皆様もコロナの影響で大変な時だとは思いますが、お体をくれぐれも大切にされて下さい。」

ソン たなべさん、お便りありがとうございます。たなべさんのお便りを聞くと、インターネットが発達している現在でも、ラジオによる短波放送を支持してくださっているリスナーの数が以前と比べあまり変わらないという理由が分りました。本当に感動してしまいました。

タオ たなべさんも今後も引き続き私たちの日本語放送をお聴きくださり、ご意見やご感想をお知らせくださいね。

ベトナムの男子サッカー選手（VFF撮影）

ソン では次に、新潟県じょうえつ市の・いまい・やすしさんからの4月2日消印のお便りをご紹介します。

「VOV5日本語課のみなさま

3月29日はワールドカップアジア最終予戦『日本 対ベトナム』の試合が行なわれました。この時の世界ランキングは日本が22位、ベトナムは98位です。勝って当たり前の試合を、日本はベトナムと 引き分けました。日本は前の試合でワールドカップ出場を決めましたから、チーム全体に気の緩みがあったのかも知れません。それにしてもベトナムの善戦 は驚くものでした。今のベトナムにとっては、ワールドカップ出場は手の届かぬ夢のような話でしょう。日本、韓国、イラン、サウジアラビアの4強は崩せぬ大きな壁となって、ベトナムの前に立ちはだかっています。引き分けた試合は、あと少しの匙加減がベトナム に働けば、ベトナムが勝ってもおかしくはない試合だったと思います。惜しくも番狂わせの試合とはならな かったのですが、これからベトナムが度々に番狂わせを繰り返せば、それは自然と実力になります。

20数年前までは日本にとってワールドカップ出場は夢のまた夢でした。日本サッカーはアジアの中で、とても弱かっ たのです。ワールドカップ出場国の中で、アジアのサッカーはまだまだ力が足りません。いつしかベトナムがサッカー の強豪国となり、ますますの競争がアジアサッカーのレベル底上げになる日が必ず来ます。私はそう願っています」

タオ いまいさん、お便りありがとうございます。ワールドカップ・アジア最終予選でベトナムが強豪国である日本と 引き分けたことはベトナムのサッカー選手たちの努力が招いた結果ですね。

ソン そうですね。そういう結果を収め、ベトナムの代表は、2022年ワールドカップ・アジア最終予選 での任務を完了し、競合の中で最後まであきらめず健闘する姿を私たちに印象づけました。

タオ ベトナム人である私も、ベトナムがサッカーの強豪国になるよう願っております。 いまいさん、今後も引き続きお便りをお寄せ下さいね。

ソン では次に、福岡県おかがき町のほかむら・ふみとさんからの3月24日消印のお便りをご紹介します。

「ベトナムの声日本語課のスタッフの皆様、お変わりありませんか?

さて、そちら、ハノイはもうすぐ長い夏の到来ですね。ハノイの夏を色彩るハイビスカスや夏の若葉がみずみずしい頃でしょうか。さて、いつかベトナム中南部ラムドン省のラムビエン高原の紹介を放送で取り上げて頂けないでしょうか。ダラット市内の湖丘、マツ林、滝など興味があります」

タオ ほかむらさん、いつもお便りありがとうございます。今、ハノイは長い夏を迎えています。至る所で、夏を告げる火炎樹「ホアフォン」の赤の花やバンランという紫の花が咲き、街路樹が美しくなっています。

ソン こんな暑い日には、ダラットなどのような避暑地に行きたくなりますね。

ダラットにあるカムリ滝

タオ ほかむらさんも、ベトナムの有名な避暑地ダラットや、ラムビエン高原などに興味があるようですね。これらのスポットは日本語放送の「ベトナムディスカバリー」で紹介されています。

ソン では次に、東京都ねりま区のかい・もとふみさんからの4月1日のEメールをご紹介します。

「ベトナムの声の皆様、Ｘin chao！

２月初旬、とうとう新型コロナ・オミクロン株に感染してしまいました。この４月９日に６０歳を迎える還暦間近の時期に感染してしまい、妻もわたくしから感染ということで、夫婦共々倒れてしまいました。わたくしの症状は在住する東京都の基準では軽症という分類になるそうですが、かなりの高熱が出て、その後も後遺症に悩まされて、結局２月から３月中旬にかけて、全く普通の生活が出来ない状態でした。オミクロン株での感染では症状は軽いと言われていたのですが、年齢のこともあって、かなり苦しい思いを致しました。

１月に受信報告書をお送りして以来音沙汰なしの状態になってしまったのはこれが理由でした。ベトナムでもいまだ多くの感染者数が確認されるという貴局の報道を耳にするにつれ、悲しくなってしまいます。

その間、ロシアがウクライナに侵攻するという、まさに「戦争」が起こってしまいました。ベトナムもかつてはベトナム戦争に苦しんだ時期がありますが、どのような理由であれ武力行使は許されないと思います。世界各国が協力して、何も悪くない人々が戦争で命を奪われるという状況を終わらせてほしいと願うばかりです。

今回も、新型コロナ禍の一日も早い収束を願いながら、Tạm biệt !」

タオ かいさん、Eメールありがとうございます。そうですね、世界的に蔓延している感染症、そして、軍事衝突などは早く去って欲しいものですね。

ソン そうですね。私もいつもそう願っています。幸いなことに、現在、ベトナムでは、新型コロナウイルス感染症はもうピークが過ぎてきおり、新たな感染者数は減りつつあります。

タオ それでは、かいさんとリスナーの皆さん、くれぐれもお体にご留意くださいませ。