携帯電話を使う子どもの割合が高まっている(写真:Citinews)
山崎 こんにちは。山崎千佳子です。
アン こんにちは。アンです。
山崎 先月のハノイ便りで、ベトナムの若者が読書をしないという話題がありました。スマートフォンなどの通信機器ばかりやっているという話もあったんですが、ベトナムでは何歳くらいから携帯電話を持ち始めるんですか?
アン 家庭にもよりますが、中学から高校生ぐらいからでしょうか。学校の規則では、中学校では携帯電話禁止で、高校からOKになります。
山崎 アンさんの上のお子さんは携帯電話は持っていますか?
アン はい。今17歳ですけど、5~6歳の時から持たせています。
山崎 ええー?早いですね。あ、でも、アンさんのお宅は共働きですから、お父さんやお母さんとの連絡用ですか?
アン そうです。今でも息子の携帯電話は、スマートフォンではない普通の携帯電話です。
山崎 電話代はアンさんが払っているんですか?それともお子さんが自分で?
アン 私が払っています。ベトナムでは学生用の料金プランがあって、すごく安いんです。
山崎 お子さんが携帯電話をやりすぎていて、注意したりはしますか?
アン (コメント)
山崎 私は子供がまだ小学生ですけど、いつから携帯を持たせるべきか悩みます。
アン (コメント)
山崎 では、リスナーのかたからのメッセージをご紹介しましょう。滋賀県彦根市の上村めぐみ さんから頂いた先月10日消印のお手紙です。
― 受信状況ですが、今日は非常に電波が安定していて強力に入感しました。これも季節的な影響でしょうね。このままの状態が続くといいですが…番組では総選挙の成功の話がありましたが、投票率が非常に高く、日本では信じられない数字です。日本でも18歳から選挙権が与えられ、この7月からの選挙で初めて高校生が投票できます。いったいどれだけの若い人たちが政治に関心を示すのでしょうか。世界の情勢を知るためにも若い人に海外の放送を聴いてもらいたいですね。ベトナムの声では若いリスナーはどれぐらいの割合なのでしょうか。
アン 上村さん、お便り、ありがとうございます。ベトナムの総選挙はみなさん関心があったようで、たくさんコメントを頂きました。
山崎 そうですね。私もアンさんにベトナムの選挙についていろいろ聞いて、勉強になりました。ちょうど今週日曜には、日本で参議院選挙が行われました。
アン 選挙権年齢が18歳以上になって初めての選挙でしたよね。
山崎 はい。投票率は55%を切っています。国や選挙のシステムが違うので単純には比べられませんが、100%近い投票率のベトナムはやはり驚異的ですね。上村さんからは、VOVの若いリスナーの割合はどれくらいですかというご質問を頂いています。
アン VOV日本語放送の若いリスナーの割合は30%から35%ぐらいです。
山崎 この前はおしゃべりタイムで小学生のメッセージをご紹介しましたし、高校生や大学生からもメッセージを頂きますね。
アン そうですね。いろんな世代の方に聴いて頂けたらうれしいです。次に、香川県、高松市の西尾・秀紀 さんから先月12日消印で頂いたお便りです。
― ニュースの中に「ベトナムフェスティバルin JAPAN」開幕の話題がありましたが、どんな内容でしょうか?東京はちょっと遠いので、行けません。参加されたリスナーからのお便りがあればぜひ紹介してください。私の住む四国・高松も梅雨の関係でジメジメしています。ハノイは蒸し暑いとのことですので、スタッフの皆様、お体にはどうぞご注意ください。
山崎 西尾さん、お手紙ありがとうございます。ハノイもここのところ暑さが厳しくなってきました。予想最高気温は大体33度とか34度ですけど、体感気温はもっと上ですね。「ベトナムフェスティバルin JAPAN」は、毎年開かれていますよね?
アン そうです。2008年から始まりました。毎年、東京の代々木公園で行われています。ベトナムの食べ物や飲み物、シルク製品や手工芸品などの出店がたくさんあります。ベトナムの文化スポーツ観光省やベトナム大使館、ベトナム航空などもブースを出して、PR活動を行っています。
山崎 ベトナムや日本のアーティストのライブもありますね。今年、日本側からは爆風スランプなどが参加したそうです。日本で行われるベトナム関連のイベントで1番大きいものなんじゃないですか?
アン そうですね。日本にあるベトナム大使館は、これから、日本全国でこういったイベントを行いたいと思っているということです。近いうちに、四国でも開催されることを期待したいです。
山崎 次に、沖縄県名護市の中村しょうじさんから頂いたお手紙をご紹介します。
― 日本では何割かのスポーツ施設にネーミングライツを導入しています。ネーミングライツとはスポーツ施設などに企業の社名・ブランド名をつけることのできる権利のことで、日本語名は命名権といいます。1980年代に米国・カナダで始まったもので、現在は米国・カナダ・ドイツ・英国・スウェーデン・中国などいくつかの国・地域に広がっています。日本でも2003年から主にフットボール(サッカー)のJリーグやプロ野球で使うスタジアムにつけています。スポーツ施設だけでなく、文化施設に使うこともあります。ベトナムでもネーミングライツはありますか?
アン 中村さん、お便りありがとうございます。ベトナムでもネーミングライツがあります。大体、日本と同じです。競技場などの名前に企業の名前が付きます。
山崎 日本のネーミングライツを調べてみたら、ほんとにいろいろな物に企業の名前が付けられていてびっくりしました。駅や道路、歩道橋、森林、公衆トイレもありました。駅や道路名はあまり頻繁に変わると困ってしまいそうですけど。
アン そうですね。次に千葉県、四街道市の竹内・宏典さんから先月10日消印で頂いたお便りです。
― ベトナム紹介ではダナン市のホアバン県での新農村作りについて紹介されましたが、ホアバン県というのは市の中にある県なのですね。日本では県の方が市よりも大きい行政区画になるのですが、ベトナムでは市の方が県より大きい行政区画になるのでしょうか。
山崎 竹内さん、お手紙ありがとうございます。ベトナムの行政単位は、日本と全然違うんですよね。私も原稿チェックをしていて、「んん?」と思うことがあります。
アン そうですね。説明しますね。ベトナムには63の省と中央直轄市があります。省と中央直轄市は同じレベルの行政単位です。
山崎 中央直轄市は、ハノイ、ハイフォン、ダナン、ホーチミン、カントーの5つですね。
アン そうです。中央直轄市の中には区と県があって、各省の中には省直轄市と県と市があります。
山崎 省直轄市?
アン はい。ホアビン省のホアビン市や、ナムディン省のナムディン市などです。
山崎 省直轄市はその省の省都ですか?
アン いえ、そうとは限りません。省都のところが多いですが、必ずそうではありません。区や県、市の下は、町と村になります。
山崎 ベトナムの行政単位は、全部で3つの段階があるんですね。図で描くとわかりやすいかもしれないですね。今週もたくさんの方からメッセージを頂きました。ありがとうございます。 最後に、お名前だけでもご紹介します。
・ 群馬県しぶかわ市の・すずき・よしかず・さん
・ 群馬県まえばし市の・さくらい・つとむ・さん
・ 埼玉県かわぐち市の・おがさわら・ひろゆき・さん
・ 東京都あだち区の・あいかわ・おさむ・さん
・ 東京都新宿区の・つぼい・としき・さん
・ 東京都としま区の・おがさわら たかし・さん
・ 神奈川県かわさき市の・おいかわ・かずあき・さん
・ 長野県あづみの市の・そうま・ひでき・さん
・ 静岡県はままつ市の・とやま・よしひろ・さん
・ 三重県いせ市の・てつだ・てつや・さん
・ 滋賀県おおつ市の・なかこうじ・ かずお・さん
・ 滋賀県りっとうちょうの・いのうえ・ゆくお・さん
・ 広島県ふくやま市の・にしむら・としや・さん
・ 広島県広島市の・みやけ・ひでみつ・さん
・ 愛媛県まつやま市の・たけち・ひろし・さん
・ 福岡県おかがき町の・ほかむら・ふみと・さん