ハー・ リスナーの皆さん、こんにちは。
アン・ こんにちは、アンです。リスナーの皆さん、先週末に、ベトナムの人々にとって大喜
ハー・ ご存知ているかもしれませんね。それは、ベトナムのハロン湾が新世界の 7不思議の一つに選ばれたことです。
アン・ これまでにも、ハロン湾は、ユネスコから世界自然遺産として2度も認定されています。最初は、1994年12月17日に審美的価値として、そして2度目は2000年12月2日に、地質学・地形学的価値によって登録されました。
ハー・ 120キロメートルにわたる海岸線、1.500平方キロメートルの広さに及ぶ湾内には大小2千もの奇岩があるハロン湾を訪れる観光客は、この地の美しい風景に驚かされるだけでなく、ハロン湾を巡る神秘的な伝説に魅了されると思いますね。
アン・ そうですね。日本の皆さん、是非、ベトナムのハロン湾を一度訪れてみてくださいね。ではここでお便りの紹介を始めましょう。始めに、群馬県しぶかわ市の・すずき・よしかず・さんの9月20日付のお便りからご紹介します。「ベトナムの声日本語課の皆様、おかわりありませんか。今回も2日分の報告書をお送りします。2つの台風の接近により雨が降っています。気温も下がり暑かった夏からようやく解放され秋になったなーと感じられる日になりました。中秋節は国によって行事の意味が違うのですね。ベトナムは子供たちのお祭り、中国や韓国では里帰
ハー・ 鈴木・さん、お便りありがとうございます。秋は気候が涼しくて、雨も少なく、一年中過ごしやすい季節ですね。
アン・ 本当ですね。日本と同じように、今の時季は、果物が豊富ですね。
ハー・ そうですね、例えば、ザボン、カキ、パパイヤ、リンゴ、バナナ、ザクロ、
グアバ、ブドウなどですね。
アン・ ええ、先進的な技術の導入お陰で、果物は一年中取れますが、このシーズンが一番美味しいですね。
ハー・ ええ、別のお便りの中で、すずき・よしかず・さんは次のように書いておられました。「16日のベトナム紹介で銅細工村()「フクキョウ」の紹介がありました。工芸品だけでなく食器や調理器具なども作られているのでしょうか。日本では銅製の銅ややかんなどがありますが、値段が高いので一般的に使用している家庭は少ないです。話題は変わりますが、ベトナムで電磁調理器は使われていますか。日本ではオール電化等と宣伝されていましたが電力不足問題で最近は人気が下がっています。停電になれば使えないのですからね。ベトナムの都市では燃料はガスが主流でしょうか。それとも薪や石炭なども使われているのでしょうか?」とのお便りでした。
アン・ 鈴木さん、最近、ベトナムでは、銅製の食器や調理器などがあまり使われなくなりました。その代わりに、ステンレス製のもの方が多いです。逆に、銅製の仏具の
利用は増えていますね。
ハー・ そうですね。そこで、銅製の仏具の販売店に行くと、いろいろな形の仏具がずらりと並んでいるのを見てとても面白いですね。
アン・ そうですね。話は変わりますが、ベトナムの各都市では、燃料は主にプロパンガスです。でも、ガスは常に値上げ状態にあり、それに、ガス漏れの危険があるので使用は控()えていますね。
ハー・ そうですね。その代わりに、電磁調理器を使用する家庭も結構あるようです。
でも、停電になると電磁調理器があっても使えません。そこで、停電の時にはカセットコンロか、練炭を使う家庭もありますよ。
アン・ その一方、ガス代も電気代も値上がりしているので、喫茶店や屋台の店ではほとんどが練炭()を使っていますね。マキは農村部や少数民族の地方でまだ使われているようですよ。
ハー・ そうですね。次に、福岡県おかがき町の・ほかむら・ふみと・さんからの10月2日消印のお便りをご紹介します。「ベトナムの声日本語課スタッフの皆様、お元気ですか。そちらハノイも少しは秋の気配()を感じるようになっていると思います。さて、ベトナムは竹が多いと伺っていますが、竹の子の料理はどのようなものがありますか。こちら北九州のほうでは竹の子の有名な産地があり早い所では、師走辺()りから召し上がる方もいらっしゃるときいております。ベトナムの竹の子料理をいつの機会に紹介してくださると嬉しいです。」とのお便りでした。
アン・ ほかむら・さん、お便りありがとうございます。ご存知のように、竹はベトナム人にとって最も親しみのある植物の一つです。ベトナムの農村部を訪れると、まず目に付くのはやはり竹の木や竹の林のような気がします。
ハー・ 竹の用途は色々ありますが、竹の子も料理も豊富ですよ。竹の子は野菜として、生竹の子、塩に漬けた竹の子、それから、乾燥させて一年中使える竹の子などがあります。
アン・ 酢漬()けの場合、お酢と砂糖、唐辛子、調味料に水を加えて、2・3日置き、醗酵()させた生竹の子の漬物()です。塩漬け竹の子は、牛肉と一緒に炒めた料理や、アヒルと一緒に煮()たものが好まれ、よく食べられていますよ。
ハー・ そうですね、そして、乾燥させた竹の子のスープを豚足と共にゆでるのは北部の人にとってテトの時に欠かせない料理ですね。ではここで、ほかむら・さんの為に、乾燥竹の子と豚足のスープの作り方を簡単にご紹介しましょう。
アン・ そうですね。先ずは、材料ですが、乾燥竹の子:300グラム、豚足1キロ、生の長ネギ、調味料、化学調味料です。
ハー・ 次は、作り方です。乾燥竹の子を水の中に2日ほど浸()して戻()します。竹の子がふやけたら、もう1回きれいに洗います。それから、水が黄色くなくなるまでよく煮ます。ゆでる時に四角()の形に切るか、手で小さくさばきます。
アン・ 次に、長ネギの白い部分を切ります。豚足を大きめに切り、調味料を入れ、
しばらく置いてから、よくゆでます。
ハー・竹の子をいため、塩を少しつけて、竹の子と豚足をよくゆでます。食べる直前に長ネギを入れ、沸騰してから、どんぶりに入れます。
アン・ 乾燥竹の子と豚足のスープは温かいうちに食べた方がおいしいので、寒い冬によく食べますね。
ハー・ いかがでしたか?ほかむら・さん、いつかチャレンジして見てくださいね。次に、
東京都あだち区の・ あいかわ・ おさむさんからの11月13日付けのメールをご紹介します。「貴局、ベトナムの声日本語を再び定期的に聞くようになって早()4()ヶ()月()が過ぎました。先週も1週間に何回か聞いておりますが、パソコンの文書作成ソフトを使用しても、受信内容を纏めて受信報告書を作成し送付するのは、1週間か10日に1通くらいのペースになってしまいます。やはり56歳の身()には根気()が欠けてきたようです。これからもできる限りお便りしていきたいと思います。先週のメールに書きましたが、毎年恒例()の「京都()への紅葉撮影()の旅()」ですが、4日後の11月17日の予定です。今年は、「西本願寺()」、「三千院()」、「真如堂()」そして「毘沙門堂()」を廻()る日帰()り撮影の旅です。東海道新幹線を運営するJR東海のツアー旅行です。新しい写真は次信()のお楽しみですね。今回も、ここ数年間撮()り溜()めた「京都()の紅葉()」の写真を数枚送付します。ベトナムでは鑑賞できない紅葉を、スタッフの皆さんで写真で鑑賞していただけたらと思います」とのメールでした。
アン・ あいかわ・さん、メールありがとうございます。今回の「京都()への紅葉撮影()の旅()」は如何でしたか?
ハー・ ベトナムにいるだけで紅葉を鑑賞できない私達にとって、あいかわ・さんから頂いた紅葉の写真は意義あるものですよ。とても綺麗で不思議な木々だと驚いています。
アン・ そうですね。あいかわ・さん、京都での紅葉の写真も見たいものですね。